• 作者お得意の一話々完結した物語が最後の話に集約されるという洒落た造りの怪談物。幽霊を見せる見せないのさじ加減がいい塩梅ではあるが、怪談としての怖さを求める読み手には不向きで、大袈裟に云うと、むしろ江戸 作者お得意の一話々完結した物語が最後の話に集約されるという洒落た造りの怪談物。幽霊を見せる見せないのさじ加減がいい塩梅ではあるが、怪談としての怖さを求める読み手には不向きで、大袈裟に云うと、むしろ江戸の人情話といった趣かも、ただし狂言廻しの三五郎がうざいのはご愛嬌？ …続きを読む
  sin

  2017年12月14日
  64人がナイス！しています
• 輪渡さんらしい人情とユーモアのある幽霊話。やっぱり面白かった。 長屋の3人や周りを取り巻く人たちののキャラが良い。 三五郎の癖が強めなので影が薄く感じるが、弦次が可笑しい。大家さんに泣きながら殴りかかり 輪渡さんらしい人情とユーモアのある幽霊話。やっぱり面白かった。 長屋の3人や周りを取り巻く人たちののキャラが良い。 三五郎の癖が強めなので影が薄く感じるが、弦次が可笑しい。大家さんに泣きながら殴りかかりたくなったり、十余一に店番させたり、職人気質かと思いきや意外な一面二面三面があって楽しませてくれた。 シリーズ化してほしい。 …続きを読む
  mihya

  2022年10月28日
  38人がナイス！しています
• ★★★★☆ Kindle読み放題だったがコレは面白かった。超怖がり弦次の長屋は、幽霊騒ぎでほとんどの住人が出ていってしまい、住んでるのは無頓着男の三五郎と幽霊に執着している画家の朔天のみ。なんとか朔天に本物の幽霊 ★★★★☆ Kindle読み放題だったがコレは面白かった。超怖がり弦次の長屋は、幽霊騒ぎでほとんどの住人が出ていってしまい、住んでるのは無頓着男の三五郎と幽霊に執着している画家の朔天のみ。なんとか朔天に本物の幽霊を見せて幽霊画を描かせてやろうと、幽霊話を聞き込んでは奔走するのだが、なかなかうまく行かない。 随所にゾッとする怖い話が出てくるのだが、最後には実は全部繫がってたことが分かって、さらにゾッとした。なのに、全体にギャグ満載で笑えるという不思議な本。。 …続きを読む
  ひ　ろ

  2023年03月15日
  32人がナイス！しています

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