サハラの薔薇

サハラの薔薇

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2017年12月21日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
352
ISBN:
9784041057476

サハラの薔薇

  • 著者 下村 敦史
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2017年12月21日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
352
ISBN:
9784041057476

生き残るのか正義か――究極の葛藤。

エジプトで発掘調査を行う考古学者の峰の乗るフランス行きの飛行機が墜落。機内から脱出するとそこはサハラ砂漠だった。生き残った6名はオアシスを目指して沙漠を進み始めるが、食料や進路をめぐる争いが生じ……。 エジプトで発掘調査を行う考古学者の峰の乗るフランス行きの飛行機が墜落。機内から脱出するとそこはサハラ砂漠だった。生き残った6名はオアシスを目指して沙漠を進み始めるが、食料や進路をめぐる争いが生じ……。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「サハラの薔薇」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 下村敦史は、新作中心に読んでいる作家です。図書館の予約に出遅れて、ようやく読めました。最初はエジプト考古学ミステリかなと思って読み始めたのですが、サハラ原子力冒険活劇でした。映像化すると良いのかも知れ 下村敦史は、新作中心に読んでいる作家です。図書館の予約に出遅れて、ようやく読めました。最初はエジプト考古学ミステリかなと思って読み始めたのですが、サハラ原子力冒険活劇でした。映像化すると良いのかも知れませんが、冒険小説としては物足りない感じがします。チゲ鍋≒サハラ砂漠ということが、初めて解りました(笑) …続きを読む
    starbro
    2018年04月16日
    373人がナイス!しています
  • インディ・ジョーンズみたいな出だしから「フライト・オブ・フェニックス」のような墜落を経て「マスター・キートン」ばりに救助を求め砂漠を彷徨う。そして物語は「土漠の花」の如き様相を呈し始める。これだけなら インディ・ジョーンズみたいな出だしから「フライト・オブ・フェニックス」のような墜落を経て「マスター・キートン」ばりに救助を求め砂漠を彷徨う。そして物語は「土漠の花」の如き様相を呈し始める。これだけなら単なる冒険活劇だが冒頭からしっかり謎のあるところが良い。サハラの薔薇とは何なのか。登場人物がそれぞれ思惑をはらんでの行軍は灼熱のサハラと合間ってひりつく緊張感に頁が止まらない。ラストの問題提起はラングドンシリーズみたいでその意外さに感動。エピローグのほろ苦さはダン・ブラウンも見習ってほしいところ(笑) …続きを読む
    サム・ミイラ
    2018年02月13日
    306人がナイス!しています
  • 下村さん2冊目。アフリカの砂漠を舞台に手に汗握るサスペンス…旅客機墜落から砂漠を流浪する展開は、情景が目に浮かぶようでハラハラ楽しめた。登場人物の配置や引っかかる謎が所々で効いていて、全く飽きずに読み進 下村さん2冊目。アフリカの砂漠を舞台に手に汗握るサスペンス…旅客機墜落から砂漠を流浪する展開は、情景が目に浮かぶようでハラハラ楽しめた。登場人物の配置や引っかかる謎が所々で効いていて、全く飽きずに読み進められる。残念なのは、主人公・峰の変化が弱い事…後ろめたい理由を抱える凡庸な男の設定は親近感を持てるが、心を入れ替えるシーンが遅い上にサラッとしているので応援する気持ちになれなかった。核廃棄問題をエンタメに盛り込む意欲は買えるが、もう少し心情や魅力的なシャリファやカリームらとのドラマを書き込んで欲しかった。 …続きを読む
    しんたろー
    2018年05月23日
    267人がナイス!しています

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著者紹介

下村 敦史

1981年京都府生まれ。2014年『闇に香る嘘』で第60回江戸川乱歩賞を受賞してデビュー。
現代的なテーマとミステリーの醍醐味を融合させた作風で、今後の活躍が期待される俊英。

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