西郷の首

西郷の首

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2017年09月29日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
480
ISBN:
9784041057193

西郷の首

  • 著者 伊東 潤
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2017年09月29日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
480
ISBN:
9784041057193

その首が、日本を変えた。ひたすらに熱く切ない本格歴史長篇!

ひとりは軍人に。ひとりは利通暗殺へ。

西郷の首を発見した男と、大久保利通を暗殺した男。
2人の加賀藩士は、親友同士だった――。

「維新」とは何だったのか?
武士の世の終焉を活写した、ひたすらに熱く切ない本格歴史長篇!

幕府を中心とした開国派と、長州藩を軸とした攘夷派に分かれ、激しい戦いが繰り広げられる幕末。
百万石の雄藩・加賀藩は、中立的立場ながらも、藩内では二派の対立が激化していた。
加賀藩士の島田一郎は尊王攘夷思想に憧れ、親友の千田文次郎は、一郎の情熱に煽られながらも自分を見失わないでいた。
やがて一郎は反政府活動に傾倒し、武装蜂起を企てる。
一方、文次郎は陸軍軍人となって西南戦争に参加し、薩摩軍が隠した西郷隆盛の首を発見する。
それにより不平士族の絶望は頂点に達し、一郎らは大久保利通の暗殺を画策する……。

幕末・明治という激動の時代に翻弄された二人の青年の友情と別離。圧巻の歴史長篇!

「一つの時代が終わったのだ。もう武士の世には戻れぬ」


文芸評論家・縄田一男氏、激賞!

「完敗した。評論家の首を賭けるに足る傑作」 (「本の旅人」2017年10月号書評より)


ひとりは軍人に。ひとりは利通暗殺へ。

西郷の首を発見した男と、大久保利通を暗殺した男。
2人の加賀藩士は、親友同士だった――。

「維新」とは何だったのか?
武士の世の終焉を活写した、ひたすらに熱く切ない本格歴史長篇!

幕府を中心とした開国派と、長州藩を軸とした攘夷派に分かれ、激しい戦いが繰り広げられる幕末。
百万石の雄藩・加賀藩は、中立的立場ながらも、藩内では二派の対立が激化していた。
加賀藩士の島田一郎は尊王攘夷思想に憧れ、親友の千田文次郎は、一郎の情熱に煽られながらも自分を見失わないでいた。
やがて一郎は反政府活動に傾倒し、武装蜂起を企てる。
一方、文次郎は陸軍軍人となって西南戦争に参加し、薩摩軍が隠した西郷隆盛の首を発見する。
それにより不平士族の絶望は頂点に達し、一郎らは大久保利通の暗殺を画策する……。

幕末・明治という激動の時代に翻弄された二人の青年の友情と別離。圧巻の歴史長篇!

「一つの時代が終わったのだ。もう武士の世には戻れぬ」


文芸評論家・縄田一男氏、激賞!

「完敗した。評論家の首を賭けるに足る傑作」 (「本の旅人」2017年10月号書評より)


※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

『伊東潤が徹底解析!「織田信長」名古屋史跡めぐり』日帰りバスツアー申込受付中!(2/25実施予定)

伊東潤さんと共に織田信長ゆかりの地を巡る、愛知県内日帰りバスツアーを開催します!(お申し込みは画像をクリック)

実施日:2023年2月25日(土) 8:30 名古屋駅集合(日帰り旅行)

行き先は、信長公の天下取りの出発点である「清洲城」や、桶狭間出陣の折に必勝祈願を行い見事大勝したといわれる「熱田神宮」ほか、信長を語るには外せないスポットをセレクト。

バス移動も伊東さんと一緒のため、歴史トークや皆さまからの質問にお答えする時間も予定しています。ここでしか聞けないディープなお話が盛りだくさん!

伊東さんファン、信長好き、歴史好き、武将好きにはたまらないこちらのツアー。是非奮ってお申し込みください!

「西郷の首」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 伊東潤は、新作中心に読んでいる作家です。タイトルから薩摩藩の話と思いきや、加賀藩の下級武士の物語でした。幕末から明治維新は、特に大藩にとって凄まじい社会の変化だったんでしょうね。読み応えは抜群ですが、 伊東潤は、新作中心に読んでいる作家です。タイトルから薩摩藩の話と思いきや、加賀藩の下級武士の物語でした。幕末から明治維新は、特に大藩にとって凄まじい社会の変化だったんでしょうね。読み応えは抜群ですが、『西郷の首』というよりも『大久保の首』ではないでしょうか?来月、金沢に小旅行に行きますが、これも何かの縁かも知れません。 …続きを読む
    starbro
    2017年10月11日
    201人がナイス!しています
  • 西南戦争で西郷の首を見つけた千田文次郎。「もう武士の時代には戻れぬ」ことを実感する。大久保利通を暗殺した島田一郎とは、同じ加賀藩士で竹馬の友であったとは! これまで明治維新史からあまり注目されていなか 西南戦争で西郷の首を見つけた千田文次郎。「もう武士の時代には戻れぬ」ことを実感する。大久保利通を暗殺した島田一郎とは、同じ加賀藩士で竹馬の友であったとは! これまで明治維新史からあまり注目されていなかった加賀藩士の生きざまが、鮮やかに蘇った。「草莽の屍が重なりに重なって」明治維新が成った、という。維新の志士の無数の「死」は無駄ではなかったのか?  読後も、いまだに考えさせれている。本編472ページのうち、「西郷の首」が出てくるのはたったの12ページ! しかし、ドラマチックで読み応え充分、満足の1冊だった。 …続きを読む
    鉄之助
    2023年12月27日
    195人がナイス!しています
  • 図書館本。加賀藩足軽下級武士、島田一郎と千田文次郎。西郷隆盛の首を見つけた人物と大久保利通を殺害した人物が加賀藩の親友で維新の動乱を生き抜く物語。西郷の首を見つける事で武士の終焉を迎える。それでも武士 図書館本。加賀藩足軽下級武士、島田一郎と千田文次郎。西郷隆盛の首を見つけた人物と大久保利通を殺害した人物が加賀藩の親友で維新の動乱を生き抜く物語。西郷の首を見つける事で武士の終焉を迎える。それでも武士としての生き様、死に様を探りながら二人は生きていました。この時代の混乱を丁寧に描いてました。 …続きを読む
    ナイスネイチャ
    2017年11月04日
    163人がナイス!しています

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著者紹介

伊東 潤(いとう・じゅん)

1960年、神奈川県横浜市生まれ。早稲田大学卒業。2007年『武田家滅亡』(角川書店)でデビュー。『国を蹴った男』(講談社)で第34回吉川英治文学新人賞を、『巨鯨の海』(光文社)で第4回山田風太郎賞と第1回高校生直木賞を、『峠越え』(講談社)で第20回中山義秀文学賞を、『義烈千秋 天狗党西へ』(新潮社)で第2回歴史時代作家クラブ賞(作品賞)を、『黒南風の海――加藤清正「文禄・慶長の役」異聞』(PHP研究所)で本屋が選ぶ時代小説大賞2011を受賞。他著に『天下人の茶』(文藝春秋)、『吹けよ風 呼べよ嵐』(祥伝社)、『江戸を造った男』(朝日新聞出版)などがある。

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