新版 南洲翁遺訓 ビギナーズ 日本の思想

新版 南洲翁遺訓 ビギナーズ 日本の思想

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2017年07月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
256
ISBN:
9784044002572
label

新版 南洲翁遺訓 ビギナーズ 日本の思想

  • 著者 西郷 隆盛
  • 訳・解説 猪飼 隆明
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2017年07月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
256
ISBN:
9784044002572

原文、現代語訳、くわしい解説で、西郷が遺した名言と人生を読む!

「己れを尽し人を咎めず、我が誠の足らざるを尋ぬ可し」--。偽りのない人生を生き、そして死んでいった西郷。その言葉は、新政府への批判を含みながら、国家や為政者のあるべき姿を示し、人として広い度量と高潔な精神を持つ必要性を説く。「敬天愛人」に代表される西郷の遺訓四一条と追加二条すべてを、原文、現代語訳、くわしい解説で丁寧に読みとく。大きな文字で多くのふりがな付し、読みやすくなった新版。略年譜・読書案内付。

「己れを尽し人を咎めず、我が誠の足らざるを尋ぬ可し」--。偽りのない人生を生き、そして死んでいった西郷。その言葉は、新政府への批判を含みながら、国家や為政者のあるべき姿を示し、人として広い度量と高潔な精神を持つ必要性を説く。「敬天愛人」に代表される西郷の遺訓四一条と追加二条すべてを、原文、現代語訳、くわしい解説で丁寧に読みとく。大きな文字で多くのふりがな付し、読みやすくなった新版。略年譜・読書案内付。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

遺訓
一   徳懋んなるは官を懋んにし、功懋んなるは賞を懋んにする
二一  敬天愛人
三二 人の意表に出て一時の快適を好むは、未熟の事なり  …など
解題
西郷隆盛略年譜
読書案内

同じシリーズの作品

新版 南洲翁遺訓 ビギナーズ 日本の思想 が含まれている特集

「新版 南洲翁遺訓 ビギナーズ 日本の思想」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 道は天地自然の道なるゆえ、講学の道は敬天愛人を目的とし、身を修するに克己を以て終始せよ。敬天愛人の条では、何か事を成し遂げるには、つねに己に克つことに努めねばならぬと説く。清廉な為政者としてなすべきこ 道は天地自然の道なるゆえ、講学の道は敬天愛人を目的とし、身を修するに克己を以て終始せよ。敬天愛人の条では、何か事を成し遂げるには、つねに己に克つことに努めねばならぬと説く。清廉な為政者としてなすべきことは何か。新政府で私利を貪る役人を見て、西郷は自らに問いかけたに違いない。やがて政府の職を辞して鹿児島に戻り、語ったところを後年まとめ上げたのが本書である。出版は庄内人による。幕末の庄内藩は薩摩藩と刃を交えた。厳罰を覚悟したが、西郷は寛大な措置をとる。このとき感じた恩義が、西郷の遺訓を後世に残すことになった。 …続きを読む
    molysk
    2023年12月02日
    55人がナイス!しています
  • 真の男は潔く玉となって砕けることを本懐とし、志を曲げてまでして生きながらえるのを恥じるものでなければならぬ/君に忠に、親に孝に、人を思いやりいつくしむという徳目の実践を促すことこそ政治の基本である/学問 真の男は潔く玉となって砕けることを本懐とし、志を曲げてまでして生きながらえるのを恥じるものでなければならぬ/君に忠に、親に孝に、人を思いやりいつくしむという徳目の実践を促すことこそ政治の基本である/学問の道は天を敬い人を愛するということを目的として身を修めつねに己に克つことに努めなければならぬ/過ちを改めるには自分が間違いを犯したと自覚すればそれでいいのだ/味方の目で見るのではなく、敵の側から見てこれではとても敵わないと思わせるような準備を整えることが第一なのだ …続きを読む
    esop
    2022年10月08日
    42人がナイス!しています
  • 常識豊かな人が読むなら、極めて当たりまえのことが書かれていると思えるだろう。西郷だけでなく幕末維新の志士たちは朱子学・陽明学という政治学である儒教思想の影響が強い。が、政治的な部分を除いて読めば、優れ 常識豊かな人が読むなら、極めて当たりまえのことが書かれていると思えるだろう。西郷だけでなく幕末維新の志士たちは朱子学・陽明学という政治学である儒教思想の影響が強い。が、政治的な部分を除いて読めば、優れた人生哲学として読める。「人は第一の宝」。人を育てなければ国も政治も良くなるはずがない。ではどう育てるか。仁・義・礼・智・信・忠・恕・孝さまざまあるがその基は「克己」である。弱い自分の意志に勝つのではない。私利私欲なく、独善に陥らず、過度な執着に囚われず、天地自然の摂理である「道」に生きることが克己である。 …続きを読む
    イプシロン
    2019年10月04日
    40人がナイス!しています

powered by 読書メーター

最近チェックした商品