キングのライフワークである壮大なダーク・ファンタジー、堂々の完結!
旅の仲間たちに襲いかかる、あまりに過酷な運命。大切なものを守れず、最後の希望さえ打ち砕かれ、無の境地でローランドは暗黒の塔に向かって歩きつづける……。長大な旅の果て、驚愕のラストが待ち受ける。
旅の仲間たちに襲いかかる、あまりに過酷な運命。大切なものを守れず、最後の希望さえ打ち砕かれ、無の境地でローランドは暗黒の塔に向かって歩きつづける……。長大な旅の果て、驚愕のラストが待ち受ける。
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
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「ダークタワー VII 暗黒の塔 下」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です
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ついにDWⅦを読了しました。長い物語ですが、この最終巻では、一人、また一人と<カ・テット>が少なくなっていくにつれ、会話も少なくなっていくので、内省的で寂しくて、もっとも長く辛い旅に感じました。昨年の夏
ついにDWⅦを読了しました。長い物語ですが、この最終巻では、一人、また一人と<カ・テット>が少なくなっていくにつれ、会話も少なくなっていくので、内省的で寂しくて、もっとも長く辛い旅に感じました。昨年の夏から読み始めて、月に1作ペースでと思ってたのですが、物語のサイクルにシンクロしてたのですね~w 読み上げた達成感はありますが、まだ「鍵穴を吹き抜ける風」や短編「エルーリアの修道女」も残ってるので、もう少しローランドとの旅が続けられることに『サンキャー』ですねw
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覚書。「壮絶な旅の果てに待ち受けるのは、希望か、絶望か―」(帯の惹句引用)*目分量で今日中に読破できるなと考えた瞬間から心拍数が上昇した。ゴールの白線が見えてきた高揚感と結末に対する緊張感が「いつもの
覚書。「壮絶な旅の果てに待ち受けるのは、希望か、絶望か―」(帯の惹句引用)*目分量で今日中に読破できるなと考えた瞬間から心拍数が上昇した。ゴールの白線が見えてきた高揚感と結末に対する緊張感が「いつもの」読書を妨げたのだ。数年前なら「読んだどー!」と波止場で両腕をYの字に広げて叫ぶところだけれど、今も通用するのかよくわからない。東映映画のオープニングみたいに白波がザッバアーン、とかね。訳者が指摘するふたつの賛否両論点。私はOKです。カリフォルニア・ロケットは塔のてっぺんに着陸することなく今も飛び続けている。
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読み終えた後に湧いてくる感情が幸福感や達成感ではなく無情感というのは読書体験としてどうなのかと思うが、キングの言うように物語は結末ではなく、過程こそ意味があると考えれば、この無情感こそ作者の術中に見事
読み終えた後に湧いてくる感情が幸福感や達成感ではなく無情感というのは読書体験としてどうなのかと思うが、キングの言うように物語は結末ではなく、過程こそ意味があると考えれば、この無情感こそ作者の術中に見事にはまった証拠と言えるのかもしれない。そういう意味では、このシリーズとの出会いは決して悪いものではなかった
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