虚実妖怪百物語 序

虚実妖怪百物語 序

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2016年10月22日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
424
ISBN:
9784041047767

虚実妖怪百物語 序

  • 著者 京極 夏彦
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2016年10月22日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
424
ISBN:
9784041047767

京極史上最長!計1900枚の超大作。京極版"妖怪大戦争"!

復活した魔人・加藤保憲と太古の怨念。
窮地に立たされた榎木津平太郎、荒俣宏、京極夏彦らの命運は!?

シリアの砂漠に現れた男。旧日本兵らしき軍服に、五芒星が染め付けられた白手袋。その男は、古今東西の呪術と魔術を極めた魔人・加藤保憲に、よく似ているように見えた――。妖怪専門誌『怪』の編集長と共に水木プロを訪れたアルバイトの榎木津平太郎は、水木しげる氏の叫びを聞いた。「妖怪や目に見えないモノが、ニッポンから消えている!」と。だがその言葉とは逆に、日本中に次々と妖怪が現れ始める。
錯綜する虚構と現実。物語が迎える驚愕の結末とは――。
復活した魔人・加藤保憲と太古の怨念。
窮地に立たされた榎木津平太郎、荒俣宏、京極夏彦らの命運は!?

シリアの砂漠に現れた男。旧日本兵らしき軍服に、五芒星が染め付けられた白手袋。その男は、古今東西の呪術と魔術を極めた魔人・加藤保憲に、よく似ているように見えた――。妖怪専門誌『怪』の編集長と共に水木プロを訪れたアルバイトの榎木津平太郎は、水木しげる氏の叫びを聞いた。「妖怪や目に見えないモノが、ニッポンから消えている!」と。だがその言葉とは逆に、日本中に次々と妖怪が現れ始める。
錯綜する虚構と現実。物語が迎える驚愕の結末とは――。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ


壱 大翁、憂慮の程を表明す
貮 鸚鵡石、小童を顕現す
参 狂気と妖気、混濁す
肆 妖怪研究家、黄昏に咆哮す
伍 猟奇、日常に侵食す
陸 御意見番、小童を検分す
漆 怪談作家、幻滅す
捌 妖怪博士、絵巻を前に困惑す
玖 恠異の学徒、狼狽す
拾 妖怪専門誌編集者、紛糾す

「虚実妖怪百物語 序」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 京極夏彦は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。実在の作家、出版社、雑誌等が数多く登場するノンフィクションのようなフィクション、正に虚実妖怪百物語です。本作で一つ目小僧が男根の隠喩であることを初め 京極夏彦は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。実在の作家、出版社、雑誌等が数多く登場するノンフィクションのようなフィクション、正に虚実妖怪百物語です。本作で一つ目小僧が男根の隠喩であることを初めて知りました。淑女の皆様に、一つ目小僧が人気なのは納得出来る気がします(笑)トータルの感想は全巻読了後に。百物語だから実は全十巻(現状1巻あたり10話)だったりして。その方が怖い気がします。なお本作を京極夏彦フリークや妖怪好き(妖怪原理主義者を除く)以外には、決してオススメしません! …続きを読む
    starbro
    2016年11月22日
    225人がナイス!しています
  • えーっと、こっち系の小説だったのですね。。妖怪馬鹿小説。「どすこい」と「南極」読破してるので問題無いですね。無駄に面白い。中でもレオ☆若葉はオモシロ馬鹿ですね。誰だろ?って検索したら『レオパレス若葉』 えーっと、こっち系の小説だったのですね。。妖怪馬鹿小説。「どすこい」と「南極」読破してるので問題無いですね。無駄に面白い。中でもレオ☆若葉はオモシロ馬鹿ですね。誰だろ?って検索したら『レオパレス若葉』がいっぱい引っかりましたよ。馬鹿ですね。。もちろん続きも読みますよ★ …続きを読む
    勇波
    2016年10月27日
    164人がナイス!しています
  • 京極堂シリーズの登場人物の子孫らしき人物たちや、実話怪談の作家たちが実名で登場し、妖怪がらみ様々な事件に巻き込まれる。百鬼夜行絵巻から抜け出した妖怪たちが、現実世界に出現し始めたのだ。水木御大の「妖怪 京極堂シリーズの登場人物の子孫らしき人物たちや、実話怪談の作家たちが実名で登場し、妖怪がらみ様々な事件に巻き込まれる。百鬼夜行絵巻から抜け出した妖怪たちが、現実世界に出現し始めたのだ。水木御大の「妖怪大戦争」あたりのオマージュらしいが、まだ序なので物語に対する感想は控えておくが、シャレがきつすぎて今一楽しく読み進められず。特にレオ☆若葉の話はうっすら殺意すら覚えてしまった。序破Qじゃなくて、ちゃんと三巻で終わっているらしい。それにしても京極堂シリーズと化野燐氏の人工憑霊蠱猫シリーズの続きが読みたいなー。 …続きを読む
    ハイランド
    2017年12月10日
    159人がナイス!しています

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著者紹介

京極 夏彦(きょうごく・なつひこ)

1963年、北海道生まれ。小説家、意匠家、全日本妖怪推進委員会肝煎。94年、『姑獲鳥の夏』でデビュー。96年『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞、97年『嗤う伊右衛門』で泉鏡花文学賞、2003年『覘き小平次』で山本周五郎賞、04年『後巷説百物語』で直木賞、11年『西巷説百物語』で柴田錬三郎賞を受賞。著書多数。京極夏彦 公式Blog

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