旅に出たナツメヤシ

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2017年04月27日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
288
ISBN:
9784041047415

旅に出たナツメヤシ

  • 著者 長坂 道子
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2017年04月27日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
288
ISBN:
9784041047415

記憶の中の料理は、いつも世界の街角と結びついている。食エッセイ。

アメリカ人と付き合っているはずだった。結婚してみて大変さが身にしみた。義父はバグダッドでアメリカンスクールに通ったのち、祖国を追われ難民となったユダヤ人。義母はユタ州のモルモン教徒。フランスに留学していたクリスチャンの著者は、結婚を機に、「スイス在住」「クリスマスはイスラエル」「息子はインター」「娘はリセ」「墓参は多磨墓地」と、ごちゃまぜの人生を生きることに。フレンスのクロワッサン、旧フランス領ベトナムのフォー、トルコショップの枇杷、イスラエルのファラフェル、東京の蕎麦、ユダヤ系イラク人に伝わる「タビット」、魔法のスパイス「バハラット」。世界各地の香り高い料理の数々にまつわる記憶を描いたエッセイ集。 アメリカ人と付き合っているはずだった。結婚してみて大変さが身にしみた。義父はバグダッドでアメリカンスクールに通ったのち、祖国を追われ難民となったユダヤ人。義母はユタ州のモルモン教徒。フランスに留学していたクリスチャンの著者は、結婚を機に、「スイス在住」「クリスマスはイスラエル」「息子はインター」「娘はリセ」「墓参は多磨墓地」と、ごちゃまぜの人生を生きることに。フレンスのクロワッサン、旧フランス領ベトナムのフォー、トルコショップの枇杷、イスラエルのファラフェル、東京の蕎麦、ユダヤ系イラク人に伝わる「タビット」、魔法のスパイス「バハラット」。世界各地の香り高い料理の数々にまつわる記憶を描いたエッセイ集。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「旅に出たナツメヤシ」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 世界の伝統料理から一風変わったオリジナル料理まであり、世界観が広がりました。食べたことのない物ばかり、スパイスにハーブに複雑な香りは嗅いでみたいです。特に義母のナツメグ香るビーツのケーキが気になりまし 世界の伝統料理から一風変わったオリジナル料理まであり、世界観が広がりました。食べたことのない物ばかり、スパイスにハーブに複雑な香りは嗅いでみたいです。特に義母のナツメグ香るビーツのケーキが気になりました。それに夜明けの欄の花を想像する妖しい芳香を放つカオニャンにも。夢も希望もわかないご飯が出てきて長坂さんの妄想の後の「人にも お米にも さまざまな運命と旅がある 噛みしめる味 飲み込む言葉 炊きこむ具 混ぜ込む喜怒哀楽」が印象的でした。農家の人が作ったであろうお米、美味しく食べたいです。 …続きを読む
    野のこ
    2017年07月18日
    31人がナイス!しています
  • 食がテーマなので かろうじて 軽さが出たかな と思うほど 一人一人の人生のバックグラウンドが 見えてくると 噛み締めるように重い クミンやコリアンダーが効いた 魔法のスパイス「バハラット」 ユダヤ系イラク 食がテーマなので かろうじて 軽さが出たかな と思うほど 一人一人の人生のバックグラウンドが 見えてくると 噛み締めるように重い クミンやコリアンダーが効いた 魔法のスパイス「バハラット」 ユダヤ系イラク人に伝わる「タビット」など 世のなかには まだ想像がつかない味が それにまつわる郷愁がある …続きを読む
    むさみか
    2023年03月08日
    6人がナイス!しています
  • はじめて読んだエッセイストさん。スイスにすんでいらっしゃるらしいけど、ヨーロッパのあちこちに詳しくておいしいものを人と食べるのが大好きで、お子さんを二人ちゃんと食べさせたきたおかあさんでもある。イヤー はじめて読んだエッセイストさん。スイスにすんでいらっしゃるらしいけど、ヨーロッパのあちこちに詳しくておいしいものを人と食べるのが大好きで、お子さんを二人ちゃんと食べさせたきたおかあさんでもある。イヤー!面白い。こーゆー本、大好き! …続きを読む
    りょう
    2017年08月26日
    2人がナイス!しています

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