沙羅沙羅越え

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2016年04月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
368
ISBN:
9784041044377
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沙羅沙羅越え

  • 著者 風野 真知雄
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2016年04月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
368
ISBN:
9784041044377

冬の飛騨山脈越えから戦国武将の生き様を描く、熱涙必至の歴史長編!

戦国時代末期。越中の佐々成政は、家康に、秀吉への徹底抗戦を懇願するため、厳冬期の飛騨山脈越えを決意する。何度でも負けてやる――「白い地獄」に挑んだ生真面目な戦国武将の生き様とは。中山義秀文学賞受賞作。 戦国時代末期。越中の佐々成政は、家康に、秀吉への徹底抗戦を懇願するため、厳冬期の飛騨山脈越えを決意する。何度でも負けてやる――「白い地獄」に挑んだ生真面目な戦国武将の生き様とは。中山義秀文学賞受賞作。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「沙羅沙羅越え」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 戦国時代の実話として興味深い「佐々成政の飛騨山脈越え」を取り上げ、昨年、中山義秀文学賞を受賞した作品。私の大好きな“戦国もの+登山”が題材となっていて即読みしたが、当時の冬登山の壮絶な場面に想像力を掻き 戦国時代の実話として興味深い「佐々成政の飛騨山脈越え」を取り上げ、昨年、中山義秀文学賞を受賞した作品。私の大好きな“戦国もの+登山”が題材となっていて即読みしたが、当時の冬登山の壮絶な場面に想像力を掻き立てられ一気読みだった。武将達の駆け引きもあり、危険な山越えをしてまで会いに行った家康との対面や、成政が大嫌いな秀吉との対面シーンでは、人間の思考の複雑さにドキッとしたり、人の情けにほろっとして心を揺さぶられた。まるで会社生活での心得が描かれているようで、生きることの道理を再認識する読書だった。 …続きを読む
    はたっぴ
    2016年04月25日
    72人がナイス!しています
  • 図書館本。軽快な時代小説のシリーズが多い作家さんの重厚な歴史小説。秀吉の天下取りに徹底抗戦しようとした佐々成政が、家康に協力を呼びかけるために厳冬期の立山を越える。風雪に阻まれた沙羅沙羅峠越えは死と隣 図書館本。軽快な時代小説のシリーズが多い作家さんの重厚な歴史小説。秀吉の天下取りに徹底抗戦しようとした佐々成政が、家康に協力を呼びかけるために厳冬期の立山を越える。風雪に阻まれた沙羅沙羅峠越えは死と隣り合わせの行軍だった。成政の苦労もさることながら、家康という人物の器に今さらのように感じ入った。待てる人だったから、江戸幕府の開祖になれたのだなと。 …続きを読む
    Kira
    2024年02月14日
    20人がナイス!しています
  • 佐々成政の北アルプス越えを主題とした時代小説。戦国末期、越中の武将佐々成政は、敵対勢力の目を盗み、真冬の北アルプス越えを敢行する。最大の難所は"沙羅沙羅峠"。目指すは府中の徳川家康。時代小説プラス山岳小 佐々成政の北アルプス越えを主題とした時代小説。戦国末期、越中の武将佐々成政は、敵対勢力の目を盗み、真冬の北アルプス越えを敢行する。最大の難所は"沙羅沙羅峠"。目指すは府中の徳川家康。時代小説プラス山岳小説の新感覚。この作品では、前田利家、徳川家康、豊臣秀吉たち戦国大名たちが優しく描写されているような気がします。しかし、この作品は戦国大名たちの権謀術数がテーマではなく、ラストの回想シーンに描かれる光景こそがそうなのだろうと思います。 …続きを読む
    のりあき
    2016年05月14日
    15人がナイス!しています

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