増補版 江戸の悪霊祓い師

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2016年08月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
400
ISBN:
9784044000844
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増補版 江戸の悪霊祓い師

  • 著者 高田 衛
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2016年08月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
400
ISBN:
9784044000844

江戸庶民に絶大な人気、「エクソシスト・祐天上人」とは何者か?

悪霊と対決して14歳の若妻の憑き物を落とし、市井の人々に絶大な人気を博した「江戸のエクソシスト(悪霊祓い師)」祐天上人とは何者か? 五代将軍・綱吉の時代、なぜ桂昌院を中心とする江戸城大奥の女性たちの積極的な帰依を受け、浄土宗教団のトップにまで登りつめられたのか。謎に包まれたその生涯と事蹟をめぐる伝承に迫り、祐天という稀代の人物像を通して、新興首都・江戸が抱え持つ闇の世界を明らかにする著者代表作。
悪霊と対決して14歳の若妻の憑き物を落とし、市井の人々に絶大な人気を博した「江戸のエクソシスト(悪霊祓い師)」祐天上人とは何者か? 五代将軍・綱吉の時代、なぜ桂昌院を中心とする江戸城大奥の女性たちの積極的な帰依を受け、浄土宗教団のトップにまで登りつめられたのか。謎に包まれたその生涯と事蹟をめぐる伝承に迫り、祐天という稀代の人物像を通して、新興首都・江戸が抱え持つ闇の世界を明らかにする著者代表作。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ


第一部 霊媒伝承
 
 はじめに 「口ばしり」の伝承
 
 第一章 羽生村事件
 
 第二章 悪霊祓いの伝説
 
 第三章 隠された幼児殺し
 
 第四章 因果の図式
 
 第二部 江戸の悪霊祓い師
  
 第一章 聖者の伝説
 
 第二章 女の霊力信仰
 
 第三章 水子と捨子
 
 第四章 虚像と実像

増 補
 第一章 高僧か、呪術師か
 
 第二章 祐天上人の死に方

悪霊と対決して14歳の若妻の憑き物を落とし、市井の人々に絶大な人気を博した「江戸のエクソシスト(悪霊祓い師)」祐天上人とは何者か? 五代将軍・綱吉の時代、なぜ桂昌院を中心とする江戸城大奥の女性たちの積極的な帰依を受け、浄土宗教団のトップにまで登りつめられたのか。謎に包まれたその生涯と事蹟をめぐる伝承に迫り、祐天という稀代の人物像を通して、新興首都・江戸が抱え持つ闇の世界を明らかにする著者代表作。

「増補版 江戸の悪霊祓い師」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • いやぁ面白かった!こんな人がいたなんて。五代将軍綱吉の時代に実在した僧、祐天上人。なんで漫画や映画になっていないんだろう?漫画原作でアニメにしたら絶対面白いと思うなあ。悪霊につかれた人を除霊するのはま いやぁ面白かった!こんな人がいたなんて。五代将軍綱吉の時代に実在した僧、祐天上人。なんで漫画や映画になっていないんだろう?漫画原作でアニメにしたら絶対面白いと思うなあ。悪霊につかれた人を除霊するのはまさにエクソシストみたいな感じで、直接に霊が見えるとかじゃないのよね。周りの因縁をかかえた人に対してアプローチするのがメインみたいで、なんというか現実的なんだよな。除霊のエピソードには事欠かないし祐天の伝記も劇的人生で、当時はカリスマだったんろうなあ。 …続きを読む
    あんこ
    2018年12月30日
    13人がナイス!しています
  • 17世紀の江戸で、数々の憑依現象を解決し、様々な奇跡を起こして貴賤の関係なく大奥から江戸市中や近郊の民衆にまで絶大な支持を得ていた名僧祐天の活動をメインにして、当時の社会事情、江戸での仏教事情、偉人を祭 17世紀の江戸で、数々の憑依現象を解決し、様々な奇跡を起こして貴賤の関係なく大奥から江戸市中や近郊の民衆にまで絶大な支持を得ていた名僧祐天の活動をメインにして、当時の社会事情、江戸での仏教事情、偉人を祭り上げた後世の「語り」などについて深く考察した1冊。祐天は憑依した霊と対話して、誰がどんな目的で、なにを訴えたいのかを聴き出し、教え諭して成仏させる。同時に憑依現象の裏にある悲劇を現世の人々に伝え、反省や善行を促す。所属していた浄土宗からは異端視されたが、虐げられた者の声を伝えることで人気を得たのである。 …続きを読む
    やんも
    2017年02月26日
    13人がナイス!しています
  • 江戸時代に庶民から大奥にまで人気のあった祐天上人のお話。寺では異能で異端であったが、元々平安時代には陰陽師や密教修験者が似たようなことやってたので、そんなに珍しかったのか疑問。ただ追い払うのではなく、 江戸時代に庶民から大奥にまで人気のあった祐天上人のお話。寺では異能で異端であったが、元々平安時代には陰陽師や密教修験者が似たようなことやってたので、そんなに珍しかったのか疑問。ただ追い払うのではなく、相手?の言い分を聞き、成仏させてしまうのと、虐げられてきた女子供を守る地蔵菩薩のような存在というのが庶民的で江戸らしい。不動明王に知恵を授けてもらうくだりが壮絶で面白かった。 …続きを読む
    meow3
    2017年06月15日
    10人がナイス!しています

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