かんかん橋を渡ったら

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2016年01月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
576
ISBN:
9784041038987
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かんかん橋を渡ったら

  • 著者 あさの あつこ
  • イラスト 石川 のぞみ
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2016年01月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
576
ISBN:
9784041038987

この町で、生きていく――。強くしなやかな女たちの生を描き出した傑作!

四方を中国山地に囲まれた、寂れた温泉町にかかる小さな石橋『かんかん橋』。食堂『ののや』の一人娘真子は、毎日その橋を渡って学校に通っていた。真子と父を残して出て行った母。かつて白無垢をまとい嫁入りしてきた写真館の老女。町を去り愛する人とともに帰ってきた踊り子。誰もが『かんかん橋』を渡る……。小さな食堂を舞台に、精一杯生きる女たちのたくましさ、しなやかさを鮮やかに描き出した、人気作家の長編傑作!
四方を中国山地に囲まれた、寂れた温泉町にかかる小さな石橋『かんかん橋』。食堂『ののや』の一人娘真子は、毎日その橋を渡って学校に通っていた。真子と父を残して出て行った母。かつて白無垢をまとい嫁入りしてきた写真館の老女。町を去り愛する人とともに帰ってきた踊り子。誰もが『かんかん橋』を渡る……。小さな食堂を舞台に、精一杯生きる女たちのたくましさ、しなやかさを鮮やかに描き出した、人気作家の長編傑作!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

第一章 ののや
第二章 お母ちゃん
第三章 遠い人
第四章 雨が止んだら
第五章 土埃の向こう側
第六章 かんかん橋で

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「かんかん橋を渡ったら」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 初あさのさん。なかなか文体に馴染めなかったけど、徐々にのめり込むことができた。かんかん橋のあるちいさな町「津雲」でのお話。真子ちゃんが中心ではあるけれど、わたしは菊さんの話と和久くんの失恋話がいちばん 初あさのさん。なかなか文体に馴染めなかったけど、徐々にのめり込むことができた。かんかん橋のあるちいさな町「津雲」でのお話。真子ちゃんが中心ではあるけれど、わたしは菊さんの話と和久くんの失恋話がいちばん良かった。いつも悲しい顔をしていた菊さんの旦那さんが、唯一笑顔になれる、菊さんをお嫁さんとして迎えたエピソードは涙なくしては読めない。生きているうちに菊さんに話せなかったのも、昔の男性だからなのかなあ。長瀬鉄工所の社長の行く末も気になる。あの家族、再会することできたかな。そして最後の真子の決断。それでいい。 …続きを読む
    shizuka
    2016年03月29日
    60人がナイス!しています
  • 序盤はなかなか進まなかったが、だんだん物語に入り込み、ページを進む手も速くなっていきました。欲を言えば、和久くん、奈央さん目線の話も読みたかった。和久くんの恋、応援したかったので残念。奈央さんと真子ち 序盤はなかなか進まなかったが、だんだん物語に入り込み、ページを進む手も速くなっていきました。欲を言えば、和久くん、奈央さん目線の話も読みたかった。和久くんの恋、応援したかったので残念。奈央さんと真子ちゃんの関係性が素敵でした。最終章、まさかの展開に涙。大将の野菜炒め、食べてみたい。 …続きを読む
    みっこ
    2018年08月18日
    49人がナイス!しています
  • 田舎の街でのそれぞれの時代を生きる人々。人は多かれ少なかれ悩みや葛藤があるだろうが、皆辛すぎた。それでも力強く生きる登場人物達が印象的だった。野球少年の章は同じ作者のバッテリー味が強くてちょっと懐かし 田舎の街でのそれぞれの時代を生きる人々。人は多かれ少なかれ悩みや葛藤があるだろうが、皆辛すぎた。それでも力強く生きる登場人物達が印象的だった。野球少年の章は同じ作者のバッテリー味が強くてちょっと懐かしい。戦争が残した傷あと、過疎化による倒産、仕事不足、早すぎる親族の死。色んな辛さが詰まっているだけに、自分の今の生活に日々感謝しなければならないと思わされた。 …続きを読む
    はにこ
    2023年11月02日
    48人がナイス!しています

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