復権するマルクス 戦争と恐慌の時代に

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2016年04月10日
判型:
新書判
商品形態:
新書
ページ数:
320
ISBN:
9784040820613

復権するマルクス 戦争と恐慌の時代に

  • 著者 的場 昭弘
  • 著者 佐藤 優
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2016年04月10日
判型:
新書判
商品形態:
新書
ページ数:
320
ISBN:
9784040820613

社会の歪みをマルクスから建て直す。碩学二人のマルクス対談!!

「一人の悪しき人格者によって、国家はその品格をものの見事にねじ曲げられる」

戦争か恐慌か?
過剰資本は国家に選択を迫る。
私たちの眼前にある危機の正体も、それを超える理想も、共にマルクスから見えて来る。
佐藤優がマルクス研究の第一人者に直撃!!

「社会主義は死んだ」――そう言われて25年が経過した。しかし、国家と人間の危機を徹底分析したマルクスの言葉は、色あせるどころか、色鮮やかに現代を映している。戦争、恐慌、専政、衆愚政、貧困、ナショナリズム。近代(モダン)の問題は、現在進行形で私たちの眼前にあるのだ――。
今の時代の資本主義を超える、新しい可能性を議論する。

「この対論はよく噛み合っている。その理由は、二人とも、現下の日本と世界を何とか変えなくてはいけないと思っているからだ」(佐藤優「はじめに」より)

「今や資本主義は資本蓄積の限界という状態に次第に到達しつつあります。(中略)地上の世界の掟は、生産と再生産の繰り返し、大地や労働への尊厳、そして平等な分配と脱成長的世界を要求しています」(的場昭弘「おわりに」より)
「一人の悪しき人格者によって、国家はその品格をものの見事にねじ曲げられる」

戦争か恐慌か?
過剰資本は国家に選択を迫る。
私たちの眼前にある危機の正体も、それを超える理想も、共にマルクスから見えて来る。
佐藤優がマルクス研究の第一人者に直撃!!

「社会主義は死んだ」――そう言われて25年が経過した。しかし、国家と人間の危機を徹底分析したマルクスの言葉は、色あせるどころか、色鮮やかに現代を映している。戦争、恐慌、専政、衆愚政、貧困、ナショナリズム。近代(モダン)の問題は、現在進行形で私たちの眼前にあるのだ――。
今の時代の資本主義を超える、新しい可能性を議論する。

「この対論はよく噛み合っている。その理由は、二人とも、現下の日本と世界を何とか変えなくてはいけないと思っているからだ」(佐藤優「はじめに」より)

「今や資本主義は資本蓄積の限界という状態に次第に到達しつつあります。(中略)地上の世界の掟は、生産と再生産の繰り返し、大地や労働への尊厳、そして平等な分配と脱成長的世界を要求しています」(的場昭弘「おわりに」より)

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

はじめに 資本主義の超克を「急ぎつつ、待つ」
第一章 変質する国家
第二章 マルクスと宗教性
第三章 社会主義はなぜ失敗したのか
第四章 『資本論』を読む
第五章 マルクスの可能性
おわりに 排除の世界をつくらない。その可能性

「復権するマルクス 戦争と恐慌の時代に」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 頭が残念に出来ている私にはチンプンカンプン。素人が手を出す本じゃなかったね。三章までとあとがきを読んで降参。「今、マルクスを見直すべきだよ。なぜならね、~」という内容で的場氏と佐藤氏が意見を交わすのだ 頭が残念に出来ている私にはチンプンカンプン。素人が手を出す本じゃなかったね。三章までとあとがきを読んで降参。「今、マルクスを見直すべきだよ。なぜならね、~」という内容で的場氏と佐藤氏が意見を交わすのだが、内容が高尚すぎて、全く理解できず。対談の雰囲気も衒学的で、今はちょっと食傷気味だ。二章で述べられる共産主義とキリスト教の関係についても、理解したかったのだが、全然分からなかった。ただただ経済学に関する知識の無さを痛感するのみ。 …続きを読む
    ホシ
    2017年06月13日
    10人がナイス!しています
  • 偉大な経済学者マルクスには、個人的に興味があります。なにか、それに関連する本はないかと思い、この新書を見つけました。読み終えて一言。初心者が読む本ではなかったです。ちゃんと知識を身につけて、出直します 偉大な経済学者マルクスには、個人的に興味があります。なにか、それに関連する本はないかと思い、この新書を見つけました。読み終えて一言。初心者が読む本ではなかったです。ちゃんと知識を身につけて、出直します。 …続きを読む
    放蕩長男
    2016年05月08日
    9人がナイス!しています
  • 互いにチェコ、ユーゴ、ルーマニア等ソ連以外の社会主義国の実情や政治的状況をここまで語り合える人材は珍しいのでは。現代世界、宗教性、現実の歴史、資本論、未来について5部構成でマルクスを考える対談は学者と 互いにチェコ、ユーゴ、ルーマニア等ソ連以外の社会主義国の実情や政治的状況をここまで語り合える人材は珍しいのでは。現代世界、宗教性、現実の歴史、資本論、未来について5部構成でマルクスを考える対談は学者として細かい議論を把握してる的場氏に対して佐藤氏が聴き役に回りつつ宗教関連では専門家的態度に豹変し、役割分担が機能。廣松渉と黒田寛一を巡る当時を生きてない者は知らない文脈にも触れ、宇野理論の評価に対しては両対談者の立場の違いを明確にする。マルクスの非人称的システム性とプルードンの人間主義の融合という視座も提示。 …続きを読む
    またの名
    2019年09月27日
    8人がナイス!しています

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