青を抱く

青を抱く

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2015年06月15日
判型:
文庫判
ページ数:
352
ISBN:
9784040676807
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青を抱く

  • 著者 一穂 ミチ
  • イラスト 藤 たまき
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2015年06月15日
判型:
文庫判
ページ数:
352
ISBN:
9784040676807

誰にも言わない――おれとあなただけの、約束だ。

海辺の街で暮らす和佐泉は、海岸を散歩途中に旅行中だという叶宗清と出逢う。事故で2年間目覚めないままの弟・靖野に良く似ている面差しに驚く泉だが、宗清はなにかこの街に目的があるようで……。 海辺の街で暮らす和佐泉は、海岸を散歩途中に旅行中だという叶宗清と出逢う。事故で2年間目覚めないままの弟・靖野に良く似ている面差しに驚く泉だが、宗清はなにかこの街に目的があるようで……。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「青を抱く」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 自分の想像力を超えるエピソードが隠されていたことに愕然。そう言えばと思う伏線はきちんと散りばめられているのに。叶が靖野が寝ている病室で、泉の母親と初対面したシーンでは、本当に、涙が頬を伝ってから初めて 自分の想像力を超えるエピソードが隠されていたことに愕然。そう言えばと思う伏線はきちんと散りばめられているのに。叶が靖野が寝ている病室で、泉の母親と初対面したシーンでは、本当に、涙が頬を伝ってから初めて泣いている自分に気付いた。叶視点のSSでは叶が靖野を見送る場面で自分の母親との苦い思い出を回想するシーンでまた涙。次頁の藤さんによる2人が描かれた絵に慰められた。濃厚なエチも珍しく堪能。自分の中でしまい込んでいる思い出が容赦なく擦り合わせられるような、個人的には忘れられない作品になりそう★藤さん絵も素晴らしい …続きを読む
    honoka
    2015年06月21日
    73人がナイス!しています
  • 初読。2015年652冊め。Web連載をずっと追いかけ、文庫化を心待ちにしていた。宗清と同じく、何だかちょっと影のある泉が気になって仕方なくて、靖野のことを知るにつれても切なくて。家族というものの書き方とか、海 初読。2015年652冊め。Web連載をずっと追いかけ、文庫化を心待ちにしていた。宗清と同じく、何だかちょっと影のある泉が気になって仕方なくて、靖野のことを知るにつれても切なくて。家族というものの書き方とか、海辺の町の雰囲気が本当に好き。文庫書き下ろしでの兄弟会談もよかった。 …続きを読む
    扉のこちら側
    2015年06月15日
    65人がナイス!しています
  • 海の事故で2年間意識戻らず寝たままの弟靖野にそっくりな宗清と出会った泉。彼は1年前に母が亡くなり、時間差で休暇を取って旅行にやってきた。そしてゲイであることをカミングアウト。宗清と過ごすうちに彼の人柄に 海の事故で2年間意識戻らず寝たままの弟靖野にそっくりな宗清と出会った泉。彼は1年前に母が亡くなり、時間差で休暇を取って旅行にやってきた。そしてゲイであることをカミングアウト。宗清と過ごすうちに彼の人柄に惹かれていく泉。だけど自分はゲイではない。泉の我が儘も受け入れる宗清からの好意を寄せられていることも感じていた。そして宗清からの告白。靖野のために在宅ワークにしたほど泉は靖野から離れることはできないし、宗清は休暇を終えたら帰らなければならない。だけど一番の理由は泉が靖野との秘密を抱えて進めないでいること。→ …続きを読む
    りゅう☆
    2024年10月06日
    56人がナイス!しています

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