日本人とキリスト教の奇妙な関係

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2015年05月07日
判型:
新書判
商品形態:
新書
ページ数:
220
ISBN:
9784046534330

日本人とキリスト教の奇妙な関係

  • 著者 菊地 章太
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2015年05月07日
判型:
新書判
商品形態:
新書
ページ数:
220
ISBN:
9784046534330

なぜ教会も門松を立てていいのか? 日本人の高い宗教性が見えてくる

信仰がなくても十字架のペンダント、聖書の売上は世界第3位。しかし信者は人口の1%――日本人とキリスト教の特異な関係はなぜ生まれたのか。キリシタン時代からの歴史を追いながら日本人固有の宗教観にせまる。 信仰がなくても十字架のペンダント、聖書の売上は世界第3位。しかし信者は人口の1%――日本人とキリスト教の特異な関係はなぜ生まれたのか。キリシタン時代からの歴史を追いながら日本人固有の宗教観にせまる。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「日本人とキリスト教の奇妙な関係」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 「日本人にとってキリスト教とは」という切り口で日本におけるキリスト教の受容の流れを語っています。日本においてキリスト教に縁のあるアイテムや行為を受け継ぎながらも、クリスチャンとなるとわずかしかいないと 「日本人にとってキリスト教とは」という切り口で日本におけるキリスト教の受容の流れを語っています。日本においてキリスト教に縁のあるアイテムや行為を受け継ぎながらも、クリスチャンとなるとわずかしかいないという矛盾が日本ならではなのでしょう。キリスト者と非キリスト者の狭間にも何処かかつてからの日本の土着風習が絡んでいるような気がします。日本は無宗教であるが故に、宗教というものへの関わりが曖昧で奇妙な関係になっているのだと思いました。 …続きを読む
    優希
    2016年11月29日
    68人がナイス!しています
  • 日本人にとってキリスト教とは何かが本書のテーマ(18頁)。ぶどう酒は血である(48頁)。人間をこえた存在を許容しない風土。それでいて、草木も、人もみなひとしく成仏するという風土。そうした風土のなかで暮 日本人にとってキリスト教とは何かが本書のテーマ(18頁)。ぶどう酒は血である(48頁)。人間をこえた存在を許容しない風土。それでいて、草木も、人もみなひとしく成仏するという風土。そうした風土のなかで暮らしているのだ(127頁)。ポルトガル語の 大もと の意味は、オリジナル。おれじなきとか はオリジナルの科(とが)、キリスト教の原罪のこと(160頁)。曖昧な仏教と、敬虔なキリスト教。なかなか峻別し難いと思うが、日本人にとって絵踏みの現代的意味とか、再考する必要もある気がする。 …続きを読む
    壱萬弐仟縁
    2015年09月02日
    30人がナイス!しています
  • 「信者でもないのに十字架のペンダントを身に着けている」なんと安土桃山時代に日本にやってきたイエズス会の宣教師の手紙に書いてある。400年以上も昔から変わっていないんですね。大事なことは、「神社仏閣を訪れ 「信者でもないのに十字架のペンダントを身に着けている」なんと安土桃山時代に日本にやってきたイエズス会の宣教師の手紙に書いてある。400年以上も昔から変わっていないんですね。大事なことは、「神社仏閣を訪れるとき、自分の信仰の対象として礼拝するのではなく、そこに祭られている神仏を信じている人々に対する尊敬の心を表すために、合掌することもできます。」この気持ちがあれば、宗教が原因となる諍いもなくなると思います。小ネタ満載ですが、奇妙な関係でもありませんでした。秀吉のお側女中の名前「モニカ・ジュリア・マリア等々」 …続きを読む
    HMax
    2018年07月22日
    15人がナイス!しています

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