ネット社会の「正義」とは何か 集合知と新しい民主主義

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2014年09月22日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
288
ISBN:
9784047035454
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ネット社会の「正義」とは何か 集合知と新しい民主主義

  • 著者 西垣 通
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2014年09月22日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
288
ISBN:
9784047035454

私たちの「集合知」がつくりあげる、民主主義とITの未来像!

「専門的エリート」によって独占された政治を、いかにして私たちの手に取り戻すことができるのか? ネットワーク化が進む社会における集合知の可能性を問い直し「アマチュアの知」が生きる新たな民主主義像を描く。

〈目次〉
   はじめに
第一章 アマチュアとしての発言
1・1 
裁判員制度は是か非か
1・2専門知の制度疲労
1・3 アマチュアがつくる集合知

第二章 集合知を問い直す
2・1 正解がある場合
2・2 正解がない場合
2・3 一般意志2・0

第三章 正義とは何か
3・1 個人と共同体のコミュニケーション・システム
3・2 功利主義、自由主義、共同体主義

第四章 集合知民主主義の正義基準
4・1 共通善は基準になるか
4・2 集合知民主主義の統合モデル

第五章 単階層社会集団モデル
5・1 死刑廃止(具体例その一)
5・2 人体増強技術(具体例その二)
5・3 顧客信頼性調査(具体例その三)

第六章 多階層社会集団モデル
6・1 監視社会(具体例その四)
6・2 奨学金と奉仕活動(具体例その五)
6・3 教育の市場化(具体例その六)

第七章 ネット集合知でもとめる正義(結論)

   あとがき
「専門的エリート」によって独占された政治を、いかにして私たちの手に取り戻すことができるのか? ネットワーク化が進む社会における集合知の可能性を問い直し「アマチュアの知」が生きる新たな民主主義像を描く。

〈目次〉
   はじめに
第一章 アマチュアとしての発言
1・1 
裁判員制度は是か非か
1・2専門知の制度疲労
1・3 アマチュアがつくる集合知

第二章 集合知を問い直す
2・1 正解がある場合
2・2 正解がない場合
2・3 一般意志2・0

第三章 正義とは何か
3・1 個人と共同体のコミュニケーション・システム
3・2 功利主義、自由主義、共同体主義

第四章 集合知民主主義の正義基準
4・1 共通善は基準になるか
4・2 集合知民主主義の統合モデル

第五章 単階層社会集団モデル
5・1 死刑廃止(具体例その一)
5・2 人体増強技術(具体例その二)
5・3 顧客信頼性調査(具体例その三)

第六章 多階層社会集団モデル
6・1 監視社会(具体例その四)
6・2 奨学金と奉仕活動(具体例その五)
6・3 教育の市場化(具体例その六)

第七章 ネット集合知でもとめる正義(結論)

   あとがき

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「ネット社会の「正義」とは何か 集合知と新しい民主主義」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 3・11原発事故の苦い経験をプラスに転じることも可能(27頁)。生命活動の保存発展にたちもどる知と、機械的効率の向上を追求する知とは質が異なる(37頁)。集合知とは、群れをつくり、協働することで、個体 3・11原発事故の苦い経験をプラスに転じることも可能(27頁)。生命活動の保存発展にたちもどる知と、機械的効率の向上を追求する知とは質が異なる(37頁)。集合知とは、群れをつくり、協働することで、個体の生存能力をこえた機能を果たす(40頁~)。この間の拙講義でご指摘のあった、ロールズの無知のベールは、カントの議論が下敷きとなる。全員自分がどんな存在か知らない無知のベールでかぶれば、平等の原初状態となる(142頁~)。 …続きを読む
    壱萬弐仟縁
    2014年11月21日
    17人がナイス!しています
  • ネット社会となって、普通の人たちが意見を公にできる時代となった。正解がある問いには集合知は有効だが、正解のない問いに対しては集合知を導くリーダーが必要。 ネット社会となって、普通の人たちが意見を公にできる時代となった。正解がある問いには集合知は有効だが、正解のない問いに対しては集合知を導くリーダーが必要。
    Riopapa
    2015年04月18日
    6人がナイス!しています
  • とかく正解がない領域における議論の在り方、志向性については興味のあるところ。実はちょっとついていけなくなるところもあったのだが、集団の数という視点で見たそれぞれの主義主張は確かにと思わせるところがあっ とかく正解がない領域における議論の在り方、志向性については興味のあるところ。実はちょっとついていけなくなるところもあったのだが、集団の数という視点で見たそれぞれの主義主張は確かにと思わせるところがあった。 …続きを読む
    hiyu
    2023年07月10日
    5人がナイス!しています

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