句集 龍宮

句集 龍宮

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2013年07月25日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
252
ISBN:
9784046527721

句集 龍宮

  • 著者 照井 翠
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2013年07月25日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
252
ISBN:
9784046527721

本年度、最後まで蛇笏賞を競った話題の震災句集。

岩手県釜石市在住の著者は、高校教師として勤務するなか東日本大震災に遭遇。眼前に拡がる極限状況を17文字に託し、震災の貴重な証言を記した1冊として話題を呼んでいる。作家池澤夏樹氏、伊集院静氏絶賛。 岩手県釜石市在住の著者は、高校教師として勤務するなか東日本大震災に遭遇。眼前に拡がる極限状況を17文字に託し、震災の貴重な証言を記した1冊として話題を呼んでいる。作家池澤夏樹氏、伊集院静氏絶賛。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「句集 龍宮」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 震災句集、絶望、闇に満ち季を経ても容易に癒えぬ凄惨さ。泥の底繭のごとくに嬰と母・気の狂(ふ)れし人笑いゐる春の橋・卒業す泉下にはいと返事して・ほととぎす最後は空があるお前・盆近しどれも亡骸無き葬儀・同 震災句集、絶望、闇に満ち季を経ても容易に癒えぬ凄惨さ。泥の底繭のごとくに嬰と母・気の狂(ふ)れし人笑いゐる春の橋・卒業す泉下にはいと返事して・ほととぎす最後は空があるお前・盆近しどれも亡骸無き葬儀・同じ日を刻める塔婆墓参・苧殼焚くゆるしてゆるしてゆるしてと・廃校の校歌に海を讃へけり・春の海髪一本も見つからぬ…震災の日の夜は闇が全て輝くほど星が多く、旅立つ魂のごとく流れ星も多かった…と東京新聞でのいとうせいこう対談で見て …続きを読む
    澤水月
    2016年03月07日
    29人がナイス!しています
  • 図書館本。釜石で被災された著者の句集。鎮魂のための…と書かれているけれども、あまりにも凄絶で狂気さえ感じ、泣き叫んでいるような句集に思えた。泥の花の章が言葉にできないほど辛い。 三・一一神はいなゐかと 図書館本。釜石で被災された著者の句集。鎮魂のための…と書かれているけれども、あまりにも凄絶で狂気さえ感じ、泣き叫んでいるような句集に思えた。泥の花の章が言葉にできないほど辛い。 三・一一神はいなゐかとても小さい が、心に残った。 …続きを読む
    びびとも@にゃんコミュVer2
    2014年06月12日
    7人がナイス!しています
  • 亡き娘らの真夜来て遊ぶ雛まつり 亡き娘らの真夜来て遊ぶ雛まつり
    sonettch
    2013年12月22日
    4人がナイス!しています

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