光秀の定理

光秀の定理

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2013年08月29日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
416
ISBN:
9784041105221

光秀の定理

  • 著者 垣根 涼介
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2013年08月29日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
416
ISBN:
9784041105221

戦国の世を駆け抜けた3人の男たちの軌跡を描いた著者初の歴史小説!

永禄3年、京の街角で3人の男が出会った。兵法者・新九郎、謎の坊主・愚息、浪人中の明智光秀。やがて3人は歴史の重い扉を開いていく。戦国の世に一瞬の光芒を遺した男たちの軌跡を描いた新感覚の歴史小説! 永禄3年、京の街角で3人の男が出会った。兵法者・新九郎、謎の坊主・愚息、浪人中の明智光秀。やがて3人は歴史の重い扉を開いていく。戦国の世に一瞬の光芒を遺した男たちの軌跡を描いた新感覚の歴史小説!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

新時代の光秀像に各界から賞賛の声!!

垣根涼介さん、あなたは一体、何という歴史小説をお書きになったのですか。
この作品、その特異さで歴史小説に名をとどめることになるかもしれぬ。
――縄田一男氏(文芸評論家)

鋼の刀身で手練の剣客達をバッサバッサと切り捨てるような文章のリズム。
それはまるで音楽のよう。この小説にはBGMはいらない。
――宮沢和史氏(ミュージシャン)

歴史小説?
いやこれは、堂々とした青春小説だ。
誰も見たことがない光秀が生き生きと躍動している!
――村上隆氏(アーティスト)

巻を措く能わざる、圧倒的な面白さ。
かつて、これほどまで美しい「ベイズの定理」の応用例が存在しただろうか。
“確率論から読み解く歴史”という、前人未到の領野を切り拓く画期的小説である。
――斎藤環氏(精神科医、評論家)

境地を開拓した垣根涼介。
が、もしかしたら、彼の本分はここにあったのかもしれない。
それほどの、傑作歴史小説が誕生した。
――宅間孝行氏(俳優、監督、脚本家)

光秀の思いをふたりの友がつなぐ。
乱世に咲いた友情に胸が熱くなりました。
――山崎直子氏(宇宙飛行士)

物語に身をまかせつつ、歴史上の人物を精神分析する気分が味わえる!
――香山リカ氏(精神科医)


「光秀の定理」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 光秀を主人公にした歴史小説というよりは、愚息と新九郎という知と武の達人からみた光秀の人間像でした。4つの椀、そして3つの賽子の真理を核として、人間の知への欲求を描いており、合理性を求める点では同じだが、 光秀を主人公にした歴史小説というよりは、愚息と新九郎という知と武の達人からみた光秀の人間像でした。4つの椀、そして3つの賽子の真理を核として、人間の知への欲求を描いており、合理性を求める点では同じだが、目的のために義理・人情を捨てた信長とできなかった光秀との違いなど、新解釈の戦国物語で面白かった。ただ、4つの椀の理論は、六角攻略の鍵となった4つの道の話と、状況や背景が違うような気がしました。大出世を遂げたが苦しそうな光秀と謙虚に気楽に生きた愚息と新九郎、どちらの生き方が幸せなのか考えされられる一冊でした。 …続きを読む
    ウッディ
    2020年06月27日
    352人がナイス!しています
  • 確率の話をどう活かしてくるのか興味を持ち続けながら読めた。でも妙経寺ルートがハズレの確率も25%もあったんだよね。六章はイマイチだった。 確率の話をどう活かしてくるのか興味を持ち続けながら読めた。でも妙経寺ルートがハズレの確率も25%もあったんだよね。六章はイマイチだった。
    takaC
    2016年02月07日
    281人がナイス!しています
  • 4つのお椀の賭けの原理が分からない。頭が悪いと自覚した。2つ残ったお椀のうち、どちらかに石が入っている。2分の1じゃないの?愚息、新九郎のキャラクターが面白い。十兵衛こと光秀が謀反を起こしたのは「信長 4つのお椀の賭けの原理が分からない。頭が悪いと自覚した。2つ残ったお椀のうち、どちらかに石が入っている。2分の1じゃないの?愚息、新九郎のキャラクターが面白い。十兵衛こと光秀が謀反を起こしたのは「信長の原理」に描かれているらしい。既読だが忘れている自分も腹立たしい。光秀が精神的に追い詰められている場面は、15年間の空白で回想シーンとして描かれている。戦国大名とか、天下統一は、もちろん戦争をして沢山殺して領土を広げた結果。今のロシアと何も変わらない。戦国小説はやはり合わないなあ。ごめんなさい。 …続きを読む
    ゆきねこ
    2022年03月30日
    250人がナイス!しています

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著者紹介

垣根 涼介(かきね・りょうすけ)

1966年長崎県生まれ。筑波大学卒業。2000年『午前三時のルースター』でサントリーミステリー大賞と読者賞をダブル受賞し、デビュー。
04年『ワイルド・ソウル』で大藪春彦賞、吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞と、史上初の三冠受賞に輝く。05年『君たちに明日はない』で山本周五郎賞を受賞。
著書に『ヒートアイランド』『ギャングスター・レッスン』『サウダージ』『借金取りの王子』『ゆりかごで眠れ』『真夏の島に咲く花は』『月は怒らない』などがある。

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