妹の力

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2013年07月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
368
ISBN:
9784044083168
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妹の力

  • 著者 柳田 国男
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2013年07月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
368
ISBN:
9784044083168

なぜ女性が祭礼を取り仕切っていたのか

かつて女性は神秘の力を持つとされ、祭祀を取り仕切っていた。予言者となった妻、鬼になった妹、生贄にされた美女……女性たちは人々から何を託されていたのか。多くの民間伝承や神話などを検証。シャーマニズムの構造を明らかにし、日本人固有の心理を探る。
解説・五来重、藤井貞和
かつて女性は神秘の力を持つとされ、祭祀を取り仕切っていた。予言者となった妻、鬼になった妹、生贄にされた美女……女性たちは人々から何を託されていたのか。多くの民間伝承や神話などを検証。シャーマニズムの構造を明らかにし、日本人固有の心理を探る。
解説・五来重、藤井貞和

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ



妹の力
玉依彦の問題
玉依姫考
雷神信仰の変遷
日を招く話
松王健児の物語
人柱と松浦佐用媛
老女化石譚
念仏水由来
うつぼ舟の話
小野於通
稗田阿礼

解説  五来 重
新版解説  藤井貞和

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「妹の力」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 『うつぼ舟の話』がよみたくて、久々の柳田国男。『老女化石譚』と『念仏水由来』をとくに面白く読みました。民俗学、やっぱりたまらんちん。 『うつぼ舟の話』がよみたくて、久々の柳田国男。『老女化石譚』と『念仏水由来』をとくに面白く読みました。民俗学、やっぱりたまらんちん。
    ノコギリマン
    2015年06月04日
    36人がナイス!しています
  • 『遠野物語』よりは論文やエッセイの類で専門的な話もあって難しいのだが、読み込んでいくと興味深い。まあ「妹の力」は『鬼滅の刃』の禰豆子のことだっと思って読んでみる。「妹の力」天皇制の国つ神は元は地方の神 『遠野物語』よりは論文やエッセイの類で専門的な話もあって難しいのだが、読み込んでいくと興味深い。まあ「妹の力」は『鬼滅の刃』の禰豆子のことだっと思って読んでみる。「妹の力」天皇制の国つ神は元は地方の神であり、それは家の神でもある。そして儒教的なものが支配していても日本の家では奥方の世界があった。男の腕力が及ばない力。それが天皇制の神の元に女を近づけさせない風習となった。巫女は特別なのである。巫女の力は理性的なものよりも感情的な、特に群衆の中に置いていち早く異常事態を感じる力。そうしたものが巫女の預言とか、 …続きを読む
    かふ
    2020年11月16日
    19人がナイス!しています
  • シャーマニズムに連なるものなど興味深い内容が多い。また「うつぼ舟の話」の中で、「自分の過去を自分で研究しうる民族の幸福であって、そんな文明国は現在はまだいくつもないのである」という一節が心に残った。ア シャーマニズムに連なるものなど興味深い内容が多い。また「うつぼ舟の話」の中で、「自分の過去を自分で研究しうる民族の幸福であって、そんな文明国は現在はまだいくつもないのである」という一節が心に残った。アメリカのように建国が遅い国もあれば、文化の断絶がある国もあり、そう言う意味では日本は恵まれているという思いをあらためて抱く。 …続きを読む
    ダージリン
    2018年05月01日
    6人がナイス!しています

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