遠野物語remix

遠野物語remix

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2013年04月17日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
260
ISBN:
9784046532770

遠野物語remix

  • 著者 京極 夏彦
  • 著者 柳田 國男
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2013年04月17日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
260
ISBN:
9784046532770

京極夏彦、書き下ろし! いまだかつてない『遠野物語』――戦慄の怪異譚

山の中で高笑いする女、赤い顔の河童、ふと見上げた天井にぴたりと張り付く人……遠野の郷にいにしえより伝えられし怪異の数々。柳田國男の『遠野物語』を京極夏彦が深く読み解き、新たに結ぶ。新釈“遠野物語”。 山の中で高笑いする女、赤い顔の河童、ふと見上げた天井にぴたりと張り付く人……遠野の郷にいにしえより伝えられし怪異の数々。柳田國男の『遠野物語』を京極夏彦が深く読み解き、新たに結ぶ。新釈“遠野物語”。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

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『遠野物語remix』京極夏彦× 柳田國男

「遠野物語remix」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 手持ちの『遠野物語』と照らし合わせながら読了。意味が解るという事は何と嬉しきことか。例えば原文(四十五)では「猿の経立はよく人に似て〜」としか記されていない。京極さんは「歳を経た動物は、様々に怪しい行い 手持ちの『遠野物語』と照らし合わせながら読了。意味が解るという事は何と嬉しきことか。例えば原文(四十五)では「猿の経立はよく人に似て〜」としか記されていない。京極さんは「歳を経た動物は、様々に怪しい行いをする。それを経立(ふったち)と呼ぶ」と注釈を入れてくれている。私の持つ『遠野物語』は昭和61年の角川文庫版。表紙は白馬の背に乗り疾走する白装束の乙女。原文(六十九)の馬と夫婦となり、怒った父親の振るった斧で斬り落とされた馬の首に取り縋り、天に昇り去った娘‐オシラサマの成り立ちの物語を表紙としたものだろう→ …続きを読む
    文庫フリーク@灯れ松明の火
    2013年09月15日
    184人がナイス!しています
  • 図書館本 遠野物語のオリジナルは何度か手に取ったりパラパラ飛ばし読みしながら結局最後まで読めなかった。旧仮名遣いとか話の配置とかがそうさせていたんだなと思った。表紙の裏が地図になってて、一話ごとに地名 図書館本 遠野物語のオリジナルは何度か手に取ったりパラパラ飛ばし読みしながら結局最後まで読めなかった。旧仮名遣いとか話の配置とかがそうさせていたんだなと思った。表紙の裏が地図になってて、一話ごとに地名を探してしまう。遠野物語を読ませるようにした、いい本だと思う。勿論読了。 …続きを読む
    tama
    2013年07月22日
    170人がナイス!しています
  • 京極氏が現代語で翻訳した『遠野物語』。天井に無表情にべたりと張り付く人らしきモノは『いるの、いないの』を思い出してぞっとしました。人が入れるはずもない隙間にいるモノや通れるはずもない道を通ってきたモノ 京極氏が現代語で翻訳した『遠野物語』。天井に無表情にべたりと張り付く人らしきモノは『いるの、いないの』を思い出してぞっとしました。人が入れるはずもない隙間にいるモノや通れるはずもない道を通ってきたモノの話など、説明がつかないような話もあれば座敷童による経済の移り変わりや狐や蛇という予兆との関連性など、現在の民俗学にも通じるような話もあります。後者は民俗学と照らし合わせてみると中々、興味深いかも。原本や元ネタの提供者である佐々木喜善(鏡石)氏が本当の遠野物語として出版した『遠野異聞』と読み比べてみたいです。 …続きを読む
    藤月はな(灯れ松明の火)
    2013年08月18日
    115人がナイス!しています

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