海嶺(下)

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2012年08月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
384
ISBN:
9784041004319
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海嶺(下)

  • 著者 三浦 綾子
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2012年08月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
384
ISBN:
9784041004319

歴史に翻弄された男たちの数奇な運命!

岩松改め岩吉、久吉、音吉の3人は、幾多の困難を乗り越え、5年ぶりに日本を目の前にしている。しかし彼らに対する祖国の仕打ちは容赦ないものだった……感動巨編、涙の完結編。 岩松改め岩吉、久吉、音吉の3人は、幾多の困難を乗り越え、5年ぶりに日本を目の前にしている。しかし彼らに対する祖国の仕打ちは容赦ないものだった……感動巨編、涙の完結編。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

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「海嶺(下)」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 哀しい結末にただ辛かったです。祖国の地に戻ることを夢見ていた岩松改め岩吉、久吉、音吉。異国の地での無償の愛とキリスト教との出会いは彼らにとってとても大きなことだったに違いありません。やがて日本に帰国す 哀しい結末にただ辛かったです。祖国の地に戻ることを夢見ていた岩松改め岩吉、久吉、音吉。異国の地での無償の愛とキリスト教との出会いは彼らにとってとても大きなことだったに違いありません。やがて日本に帰国する願いが叶うと思ったものの、祖国の冷たい仕打ちが酷い。外国船というだけで抗戦体制に入ったのが想像もつかない結末でした。運命の皮肉さを感じずにはいられませんでした。 …続きを読む
    優希
    2016年02月17日
    88人がナイス!しています
  • 1年2ヵ月も漂流し、漂流後どれだけ辛くても頑張れたのは、ひたすら帰郷を願い、家族を思って生きてきたから!それなのに彼らの待ち受けていた運命ときたら…。鎖国という弊害がこんなところにも表れている。幕府側 1年2ヵ月も漂流し、漂流後どれだけ辛くても頑張れたのは、ひたすら帰郷を願い、家族を思って生きてきたから!それなのに彼らの待ち受けていた運命ときたら…。鎖国という弊害がこんなところにも表れている。幕府側の言い分もあっただろうがこれが史実。この史実を著者風のフィクションに仕上げるとどうしてもキリスト教が表に現れてくるが、学生時代キリスト教系の学校へ通っていた事もあり、このキリスト教や聖書というモノも久しぶりに思い出した。時代だったとはいえ切なすぎる! …続きを読む
    レアル
    2016年09月22日
    67人がナイス!しています
  • ロンドンを後にした音吉らは半年の航海の末マカオに到着。1年半の足止めの後、漸くモリソン号で日本に向けて出航した彼らですが、思いもよらない冷たい仕打ちで迎えられます。個人レベルでは音吉の様な庶民に至るま ロンドンを後にした音吉らは半年の航海の末マカオに到着。1年半の足止めの後、漸くモリソン号で日本に向けて出航した彼らですが、思いもよらない冷たい仕打ちで迎えられます。個人レベルでは音吉の様な庶民に至るまで聡明さを持っていながら、国家レベルでは、鎖国政策の下、人道上の配慮も無く頑な対応しか出来なかったこの国はやはり遅れた国だったのでしょう。怒りを通り越して哀しみを感じました。一方で世界各地で音吉達を助けた人々の慈愛の念には救われた思い。彼らに「心の鎖国」は無く、人としての心が尊重されていた事は素晴らしい。 …続きを読む
    piro
    2020年12月12日
    42人がナイス!しています

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