原子力と宗教 日本人への問い

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2012年03月09日
判型:
新書判
商品形態:
新書
ページ数:
224
ISBN:
9784041101803

原子力と宗教 日本人への問い

  • 著者 鎌田 東二
  • 著者 玄侑 宗久
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2012年03月09日
判型:
新書判
商品形態:
新書
ページ数:
224
ISBN:
9784041101803

見えない力にどう向き合うか? 神仏の智恵で、いのちと原発を問いなおす。

荒々しい自然の力と共に生きる智恵を伝える神道と仏教。目に見えない放射能に、日本の伝統的信仰心はどう向き合うのか? 原発の脅威を宗教への問いとして受けとめ、震災からの復興の礎となる神仏の智恵を提言する。 荒々しい自然の力と共に生きる智恵を伝える神道と仏教。目に見えない放射能に、日本の伝統的信仰心はどう向き合うのか? 原発の脅威を宗教への問いとして受けとめ、震災からの復興の礎となる神仏の智恵を提言する。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「原子力と宗教 日本人への問い」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 福島で住職をなさる玄侑さんの震災に対するまっすぐな姿勢が印象的だった。報道されない凄惨な光景もあったようで、地元のお寺の大変さを思った。そんな中で宗派を超えた連携が生まれたのは救いである。数万年単位の 福島で住職をなさる玄侑さんの震災に対するまっすぐな姿勢が印象的だった。報道されない凄惨な光景もあったようで、地元のお寺の大変さを思った。そんな中で宗派を超えた連携が生まれたのは救いである。数万年単位の原子崩壊に「無常観」も戸惑い、知覚できない放射能に「色即是空」も手を焼いているという。こんな難題を突きつけられた今だからこそ、仏教も日本も生まれ変わるチャンスなのだろう。少なくとも宗派を越えて頑張るお坊さん達の姿から、生きた教えを学べるのではないか。「原発という異端の神を弔い祀る」発想も日本的でいいと思った。 …続きを読む
    夜間飛行
    2013年12月05日
    28人がナイス!しています
  • 日本人が天災にどう向き合っていたか宗教面から捉え、その上で東北の震災や原発問題にどう向き合うかを話し合っています。「経済」の視座からではなく「宗教」の視座から問題を眺めるのは、これからますます重要にな 日本人が天災にどう向き合っていたか宗教面から捉え、その上で東北の震災や原発問題にどう向き合うかを話し合っています。「経済」の視座からではなく「宗教」の視座から問題を眺めるのは、これからますます重要になるのではと感じました。玄侑さんは原子力について、科学的にも社会問題的にもしっかり勉強されていて、その上で語っているため、こちらも真剣に耳を傾ける気になります。原発にパニヒダ(お通夜みたいな儀式)をしようというのは、良いアイデアだと思いました。一度、精神的に区切りをつけないと、前には進めないと思います。 …続きを読む
    湯飲み猫
    2012年08月16日
    4人がナイス!しています
  • 読了!図書館にて借りました。逃げ方の仕組みやネットワークの構築が重要と言う。「逃げるというのは、賢くしぶとくしたたかに生き延びる道」と言う言葉の説得力や、面白かったのは日本人の御仏信仰のくだり。と二月 読了!図書館にて借りました。逃げ方の仕組みやネットワークの構築が重要と言う。「逃げるというのは、賢くしぶとくしたたかに生き延びる道」と言う言葉の説得力や、面白かったのは日本人の御仏信仰のくだり。と二月堂の「お水取り」を例に挙げていたが「なるほど」であった。またいい本にであった。自分的には『鎌田東二さん』は要チェックですね(笑) …続きを読む
    Tom Ham
    2012年10月16日
    3人がナイス!しています

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