トロイメライ 唄う都は雨のち晴れ

トロイメライ 唄う都は雨のち晴れ

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2011年05月31日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
264
ISBN:
9784048742023

トロイメライ 唄う都は雨のち晴れ

  • 著者 池上 永一
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2011年05月31日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
264
ISBN:
9784048742023

ベストセラー『テンペスト』のスピンアウト・シリーズ第2弾!

19世紀、幕末時代の琉球王朝。新米岡っ引きとして失敗を繰り返しながらも少しずつ大人への階段をのぼる武太。水不足の村の窮状、盗みを働いた貴婦人、謎の風水師の秘密……6つの難事件が立ちはだかる! 19世紀、幕末時代の琉球王朝。新米岡っ引きとして失敗を繰り返しながらも少しずつ大人への階段をのぼる武太。水不足の村の窮状、盗みを働いた貴婦人、謎の風水師の秘密……6つの難事件が立ちはだかる!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「トロイメライ 唄う都は雨のち晴れ」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 『トロイメライ』続編。薩摩と清国にはさまれた琉球。色鮮やかな街並みに相変わらずのコミカルなやり取り。だがベースには搾取される平民たちの貧しさがある。風水、菓子と器、織物など琉球らしい要素をふんだんに織 『トロイメライ』続編。薩摩と清国にはさまれた琉球。色鮮やかな街並みに相変わらずのコミカルなやり取り。だがベースには搾取される平民たちの貧しさがある。風水、菓子と器、織物など琉球らしい要素をふんだんに織り交ぜつつの連作ミステリー。胸のすく結末とは行かないものもあるが、その悲哀も飲み込む那覇の街。黒マンサージの正体は・・『テンペスト』を再読するしかないかな。 …続きを読む
    mocha
    2018年09月21日
    83人がナイス!しています
  • 前作では「アガーッ」と泣いてばかりだった武太が少し成長したかな?と思っていたら最終話でまたぶたれていましたw でも彼なりの成長が伺えた。人情派なばかりに減俸ばかりだが、その自分だけでなく周りの人のため 前作では「アガーッ」と泣いてばかりだった武太が少し成長したかな?と思っていたら最終話でまたぶたれていましたw でも彼なりの成長が伺えた。人情派なばかりに減俸ばかりだが、その自分だけでなく周りの人のために働くことを覚えた彼の今後が楽しみ。をなり三姉妹の話が多く、これも楽しい。三姉妹のみそっかすの末娘の成長が特に楽しかった。 黒マンサージの活躍は、もっともっと見たかった。テンペストとの関連を忘れかけているので、次からは出来たら人物相関図みたいなのを付けていただきたい! イラスト入りのをヨロシク! …続きを読む
    nyanco
    2011年07月11日
    44人がナイス!しています
  • 「テンペスト」の番外編「トロイメライ」の続編。楽器を操り、唄の上手い変わりもの筑佐事(いわゆる十手持ち)武太が扱う事件の連作短編。音楽で庶民の心をつかみ、人情味溢れる対応で好印象。人情にほだされて職務を 「テンペスト」の番外編「トロイメライ」の続編。楽器を操り、唄の上手い変わりもの筑佐事(いわゆる十手持ち)武太が扱う事件の連作短編。音楽で庶民の心をつかみ、人情味溢れる対応で好印象。人情にほだされて職務を全う出来ないことも度々。古き良き琉球の生活スタイルも描かれていて、楽しい。 …続きを読む
    紫 綺
    2011年08月03日
    43人がナイス!しています

powered by 読書メーター

著者紹介

池上永一(いけがみ・えいいち)

1970年、沖縄県那覇市生まれ、のち石垣島へ。94年、早稲田大学在学中に『バガージマヌパナス』で第6回日本ファンタジーノベル大賞を受賞。2005年刊行の『シャングリ・ラ』はテレビアニメ化、08年刊行の『テンペスト』は舞台・映画化と大きな話題を集め、累計120万部突破の大ベストセラーとなる。

この著者の商品

最近チェックした商品