炎上する君

炎上する君

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2010年04月28日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
200
ISBN:
9784048740579

炎上する君

  • 著者 西 加奈子
  • カバーイラスト 西 加奈子
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2010年04月28日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
200
ISBN:
9784048740579

恋に戦う君を、誰が笑うことができようか?

足が炎上している男の噂話ばかりしていたある日、銭湯にその男が現れて……何かにとらわれ動けなくなってしまった私たちに訪れる、小さいけれど大きな変化。奔放な想像力がつむぎだす不穏で愛らしい物語。 足が炎上している男の噂話ばかりしていたある日、銭湯にその男が現れて……何かにとらわれ動けなくなってしまった私たちに訪れる、小さいけれど大きな変化。奔放な想像力がつむぎだす不穏で愛らしい物語。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「炎上する君」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 苦しみは人によって尺度も違う。だから思う存分、自分の苦しみを肯定していいんだよ、「苦しい」って言っていいんだよって、素っ気ない文章の中にそんな優しさが潜んでいる短篇集。自分という存在が希薄になってしま 苦しみは人によって尺度も違う。だから思う存分、自分の苦しみを肯定していいんだよ、「苦しい」って言っていいんだよって、素っ気ない文章の中にそんな優しさが潜んでいる短篇集。自分という存在が希薄になってしまうほど、苦悩から目をそらし閉じこもっていた登場人物たち。どこかファンタジーめいた独特な筋立て。淡々とこのまま終わると思わせて、唐突に変わる心情描写。3年間引きこもっていた女が部屋から出る『太陽の上』、足が炎上している男に恋する表題作『炎上する君』の二篇は、飛び抜けて鮮やかに唐突で、間違いなく傑作だと私は思う。 …続きを読む
    風眠
    2015年01月25日
    227人がナイス!しています
  • だいぶ前に『笑っていいとも』でピースの又吉さんがベッキーさんにオススメしていた作品です。気になって読んでみましたが…う~ん、正直、自分には残念ながらあまりよくわからない世界観でした。決して、悪いという だいぶ前に『笑っていいとも』でピースの又吉さんがベッキーさんにオススメしていた作品です。気になって読んでみましたが…う~ん、正直、自分には残念ながらあまりよくわからない世界観でした。決して、悪いという意味ではなく、西加奈子さん推しのユーザーからすると「わかるとかわからないじゃないんだよ!」とお叱り?をうけてしまうのでしょうが、やっぱり自分には、ちょっと馴染めませんでした。でも、たまたまこの作品が、そういう相性だったのかもしれないので、諦めず?に機会をみて他の作品にチャレンジしてみたいと思います。 …続きを読む
    おしゃべりメガネ
    2012年09月25日
    192人がナイス!しています
  • 西加奈子さん初読。又吉さんが絶賛する作家さんだから面白いと思ってたのですが、大正解!なんで今まで読まなかったんだろうって後悔しました。恋愛ものでひとつのお話が出来てると思いきや短編集で出来た作品でした 西加奈子さん初読。又吉さんが絶賛する作家さんだから面白いと思ってたのですが、大正解!なんで今まで読まなかったんだろうって後悔しました。恋愛ものでひとつのお話が出来てると思いきや短編集で出来た作品でした。西さんの想像力と言いますか惹きつけられる文章力でした。特にこれがオススメだよという章は最後のお話です。人間の闇や優しさが見れる素晴らしい話です!全然読んだ事ない方は是非とも読んで欲しい作品です。 …続きを読む
    げんちゃん
    2020年02月15日
    131人がナイス!しています

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