• 噺家も脳内でイメージが出来ているからこそ忘れないし、聞いている人に情景を想像させることができる。どこでもそうだけど天才型の落語家もいて、一度聞いただけで自分の落語として演じることが出来る人もいるらしい 噺家も脳内でイメージが出来ているからこそ忘れないし、聞いている人に情景を想像させることができる。どこでもそうだけど天才型の落語家もいて、一度聞いただけで自分の落語として演じることが出来る人もいるらしい。一方で話を一語一句書き写して、そこに解釈を加える学者型もいて、こちらもこちらで味わい深い。一番取り入れたいと思ったのが「間」の話で、無駄な言葉を入れると間延びして面白さが半減するといった談志師匠の話は少し耳が痛い。笑えるだけが落語じゃない奥深さが知れる一冊。 …続きを読む
  Lee Dragon

  2020年08月12日
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• ○【書評】タイトル通りの内容で興味深く読みました。粋な生き方ではなく、野暮な生き方を望む。いやぁ、これこそ粋だね。 ○【書評】タイトル通りの内容で興味深く読みました。粋な生き方ではなく、野暮な生き方を望む。いやぁ、これこそ粋だね。
  じんべえざめ

  2020年09月02日
  23人がナイス！しています
• 五代目柳家小さん、桂米朝、柳家小三治の人間国宝全員に稽古をつけてもらった噺家って稀だよねぇ～と思うと、噺家としての花緑師匠の出自の良さを感じる。その環境に甘んじることなく、噺の一つ一つを咀嚼し、演出を 五代目柳家小さん、桂米朝、柳家小三治の人間国宝全員に稽古をつけてもらった噺家って稀だよねぇ～と思うと、噺家としての花緑師匠の出自の良さを感じる。その環境に甘んじることなく、噺の一つ一つを咀嚼し、演出をし、噺の面白味を最大限に抽出すべく、じっくりと時間を掛けて取り組んでいるのがこの人の凄み。その一所懸命感はなんとも「野暮」ったくもあるのだが、本人があとがきにも書いているように、時代がどちらかといえば野暮ったく(＝見たい・知りたいに応えようとする)なってきたから、この赤裸々感も心地が良いのだろうと感じた一冊。 …続きを読む
  またおやぢ

  2016年03月09日
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