芙蓉千里

芙蓉千里

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2009年06月30日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
392
ISBN:
9784048739658

芙蓉千里

  • 著者 須賀 しのぶ
  • デザイン 角川書店装丁室 鈴木久美
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2009年06月30日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
392
ISBN:
9784048739658

わたし、大陸一のお女郎になります!

明治40年、売れっ子女郎目指して自ら人買いに「買われた」少女フミ。満州はハルビンの地で、新しい人生が始まる。コバルト文庫の看板作家が満を持してオトナ女子におくる、ハイパーガールズエンタメ!! 明治40年、売れっ子女郎目指して自ら人買いに「買われた」少女フミ。満州はハルビンの地で、新しい人生が始まる。コバルト文庫の看板作家が満を持してオトナ女子におくる、ハイパーガールズエンタメ!!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「芙蓉千里」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • すごいおもしろかった。日露戦争の直後、旅芸人の親に捨てられた日本人少女が人買いに自ら名乗り出て大陸に渡り、ハルビンでナンバーワンの女郎になることを目指す物語。舞台の描写、登場人物の心情が丁寧で、自分の すごいおもしろかった。日露戦争の直後、旅芸人の親に捨てられた日本人少女が人買いに自ら名乗り出て大陸に渡り、ハルビンでナンバーワンの女郎になることを目指す物語。舞台の描写、登場人物の心情が丁寧で、自分の夢や目標、そして意中の男性などに心が揺れ動きながらも、強く生き抜いていく主人公が読んでいてなかなか爽快。物語の構成やドラマティックさも十分で、エンターテイメント小説としてかなり良質。続編もあるようだが、個人的にはあの終わり方のままで終わらせておきたいので、読まない。 …続きを読む
    徒花
    2017年11月05日
    382人がナイス!しています
  • 良かったです。やっぱり須賀しのぶさんは良いです。読み終わってみれば、まだ続編があるんですね。それも4巻まで。楽しみですが、タエが早く女郎を止める展開になってほしいです。親の借金のために女郎として死ぬま 良かったです。やっぱり須賀しのぶさんは良いです。読み終わってみれば、まだ続編があるんですね。それも4巻まで。楽しみですが、タエが早く女郎を止める展開になってほしいです。親の借金のために女郎として死ぬまで働き続けるって本当に辛すぎます。そう思うと先を読むのが少し怖くなります。兎に角2人が幸せになってほしいです。 …続きを読む
    拓郎
    2016年11月30日
    103人がナイス!しています
  • 須賀さん初読み。装丁が気に入り借りてしまった。図書館には3巻並んでいたがまずは1巻目を。今までにも女郎屋の作品は読んだことはあるがもっと痛々しい、そして生臭いのとおしろいの匂いがプンプンしてくるものが 須賀さん初読み。装丁が気に入り借りてしまった。図書館には3巻並んでいたがまずは1巻目を。今までにも女郎屋の作品は読んだことはあるがもっと痛々しい、そして生臭いのとおしろいの匂いがプンプンしてくるものがほとんどだった。花の名の源氏名を持つ女たちは、その名にふさわしいような花を咲かせ散って行く。時代に翻弄されながらも身一つで生きている女たち。はるか彼方の哈爾賓で様々な国の男たちと渡り合う。あの時代に日本の立ち位置を見た気がする。生きることの貪欲さと幸せと苦しさが隣り合わせる暮らし。さて、2巻目が気になる。 …続きを読む
    あつひめ
    2013年02月05日
    85人がナイス!しています

powered by 読書メーター

最近チェックした商品