カレーライスの謎 角川SSC新書 なぜ日本中の食卓が虜になったのか

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2008年05月10日
判型:
新書判
商品形態:
新書
ページ数:
180
ISBN:
9784827550405

カレーライスの謎 角川SSC新書 なぜ日本中の食卓が虜になったのか

  • 著者 水野 仁輔
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2008年05月10日
判型:
新書判
商品形態:
新書
ページ数:
180
ISBN:
9784827550405

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「カレーライスの謎 角川SSC新書 なぜ日本中の食卓が虜になったのか」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 国民食・カレーライス。インド料理がいかにして日本で魔改造を施され、家庭料理として定着したのかを描いている。特に市販カレールウの変遷についての部分に力が入っており、日本のカレーは家庭料理でありながらその 国民食・カレーライス。インド料理がいかにして日本で魔改造を施され、家庭料理として定着したのかを描いている。特に市販カレールウの変遷についての部分に力が入っており、日本のカレーは家庭料理でありながらその歴史は市販ルウやレトルトの歴史でもあるのだなと感じた。バーモントカレーとゴールデンカレー、甘さとスパイシーという二元論で語られてきたカレールウに一晩寝かせたカレーの成熟した旨味『熟カレー』、複数のルウを混合させコクを出した『こくまろカレー』と消費者の知恵から作られた両者が殴り込みをかけたところが特に面白い。 …続きを読む
    流言
    2014年09月02日
    70人がナイス!しています
  • カレーライスは日本の国民食であり、オフクロの味だ。東京のインド料理店で注文したカレーとは全く異にするカレーライスは、日本の味といっていい。ジャガイモ、玉葱、人参と少しばかりの肉というコンビネーションこ カレーライスは日本の国民食であり、オフクロの味だ。東京のインド料理店で注文したカレーとは全く異にするカレーライスは、日本の味といっていい。ジャガイモ、玉葱、人参と少しばかりの肉というコンビネーションこそ日本の真髄。醤油で味付ければ肉じゃが、デミグラスソースでビーフシチュー、牛乳で煮込んでホワイトシチュー、カレー粉で煮込んでカレーライス、毎日、安価なジャガイモ、玉葱、人参が食卓に並び、この組み合わせこそが高度成長時代の日本の味であると思う。この本は、カレーについての秘話等も多く散りばめられ興味深い本だ。 …続きを読む
    月讀命
    2010年11月10日
    61人がナイス!しています
  • 筆者は出張料理ユニット「東京カリ~番長」の主任である。カレーの歴史を俯瞰し、終戦後のカレーの変遷を細かく追っている。特に、エスビーとハウスの製品開発競争や、そこに参入したグリコの技術、さらにレトルトカ 筆者は出張料理ユニット「東京カリ~番長」の主任である。カレーの歴史を俯瞰し、終戦後のカレーの変遷を細かく追っている。特に、エスビーとハウスの製品開発競争や、そこに参入したグリコの技術、さらにレトルトカレーを定着させた大塚化学も登場し、さながら「昭和カレー史」とも言えるような内容。でも、結局、カレーライスの謎は謎のままである。 …続きを読む
    藤枝梅安
    2010年12月03日
    32人がナイス!しています

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