プロメテウスの乙女

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2007年06月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
320
ISBN:
9784041879948

プロメテウスの乙女

  • 著者 赤川 次郎
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2007年06月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
320
ISBN:
9784041879948

赤川次郎の傑作近未来サスペンス!

近未来、急速に軍国主義化する日本。少女だけで構成される武装組織『プロメテウス』は猛威をふるっていた。戒厳令下、反対勢力から、体内に爆弾を埋めた3人の女性テロリストが首相の許に放たれた……。 近未来、急速に軍国主義化する日本。少女だけで構成される武装組織『プロメテウス』は猛威をふるっていた。戒厳令下、反対勢力から、体内に爆弾を埋めた3人の女性テロリストが首相の許に放たれた……。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「プロメテウスの乙女」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 再読。赤川作品としては極めて異色な近未来サスペンス。初読は幼少の頃。その後の読書傾向、モノの見方、考え方に影響を与えた個人的に最重要作品──。右傾化の進行と形骸化する与野党、蔓延る隠蔽。徴兵制導入と軍需 再読。赤川作品としては極めて異色な近未来サスペンス。初読は幼少の頃。その後の読書傾向、モノの見方、考え方に影響を与えた個人的に最重要作品──。右傾化の進行と形骸化する与野党、蔓延る隠蔽。徴兵制導入と軍需産業の更なる発展を目論む首相。米国間の軍事利権と結託。"プロメテウスの乙女"は首相の手引きで作られた少女のみで構成する武装組織。政治的プロパガンダに擦り寄る大衆。"やった感"が大好きな民衆。力を持たない者の反抗、それはテロ──。この歪んだ社会は現実に歩んだ道程。辿り着いた現在は輝いてる?現在から進む未来は? …続きを読む
    『よ♪』
    2021年02月28日
    53人がナイス!しています
  • ★★☆☆☆ 後の「東京零年」に連なるテーマ性を孕んだ異色作。普段の赤川作品に見られるようなユーモア性は皆無で、終始シリアスかつ冷静なストーリー展開が赤川次郎としては異色である。この作品を現代社会と重ねる人 ★★☆☆☆ 後の「東京零年」に連なるテーマ性を孕んだ異色作。普段の赤川作品に見られるようなユーモア性は皆無で、終始シリアスかつ冷静なストーリー展開が赤川次郎としては異色である。この作品を現代社会と重ねる人もいるだろうが、そもそも個人的にはそちら側の思想の持ち主ではないので、あくまで作品は作品だし、別に未来を予見していた、すげーとも思わない。赤川さんにしても、作品は作品として書いており、個人の思想とはまた別のものとして作品は存在していると思う。内容的には異色だが、いつもの赤川作品の方が面白いよねという程度。 …続きを読む
    そうたそ
    2017年07月20日
    28人がナイス!しています
  • 昔々に読んで強烈な印象だった本。これでギリシャ神話のプロメテウスを覚えた。再読ではそこまで強い印象はなかったけど、日常が独裁的軍国主義に傾いてゆく不気味さと、抗うために命をかけるしかなかった若い人の哀 昔々に読んで強烈な印象だった本。これでギリシャ神話のプロメテウスを覚えた。再読ではそこまで強い印象はなかったけど、日常が独裁的軍国主義に傾いてゆく不気味さと、抗うために命をかけるしかなかった若い人の哀しさ、銃乱射や爆破テロ事件のニュースを目にする事の少なくない今複雑な思いで読了。 …続きを読む
    とんこ
    2024年04月13日
    26人がナイス!しています

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著者紹介

赤川 次郎(あかがわ・じろう)

一九四八年、福岡県生まれ。七六年、「幽霊列車」で第15回オール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。作品が映画・ドラマ化されるなど、続々とベストセラーを刊行。「三毛猫ホームズ」シリーズ、「鼠」シリーズ他、『セーラー服と機関銃』『ふたり』など著書多数。二〇〇六年、第9回日本ミステリー文学大賞、一六年『東京零年』で第50回吉川英治文学賞を受賞。

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