偽史としての民俗学 柳田國男と異端の思想

偽史としての民俗学 柳田國男と異端の思想

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2007年05月07日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
272
ISBN:
9784048839761

偽史としての民俗学 柳田國男と異端の思想

  • 著者 大塚 英志
  • デザイン 片岡 忠彦
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2007年05月07日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
272
ISBN:
9784048839761

民俗学が生まれるとき――全ての混沌に柳田國男は何を見たか

日本民俗学の祖、柳田國男。民俗学という領域が生まれるとき、柳田は何を見、何を考えたのか。「偽史」「国家」「オカルト」「ファシズム」「妖怪」「国家」柳田國男と異端者たちとの交錯は何を生んだか。 日本民俗学の祖、柳田國男。民俗学という領域が生まれるとき、柳田は何を見、何を考えたのか。「偽史」「国家」「オカルト」「ファシズム」「妖怪」「国家」柳田國男と異端者たちとの交錯は何を生んだか。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「偽史としての民俗学 柳田國男と異端の思想」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • **注)民俗学**古神道、妖怪ネタの小説読解の為に読了。民俗学設立の際『オカルト、妖怪、国家』から柳田國男は何を見たのか?と言う内容。ネタバレ回避ですと彼は大正の大嘗祭で大礼使事務官として奉仕する一方、民俗学者 **注)民俗学**古神道、妖怪ネタの小説読解の為に読了。民俗学設立の際『オカルト、妖怪、国家』から柳田國男は何を見たのか?と言う内容。ネタバレ回避ですと彼は大正の大嘗祭で大礼使事務官として奉仕する一方、民俗学者として知見を深め、儀式の聖樹の下で御杖を手に託宣する巫女こそが最初の神聖王と帰結した話は大和王権以前の和ファンタジー元ネタ代表格です。卑弥呼(170年頃)~大和朝廷(3世紀頃)の天皇が日本の統治者ではない空白地帯の和ファンタジーは数こそ少ないですが存在します。読解の資料としてご関心のある方にお勧め。 …続きを読む
    いいほんさがそ@蔵書の再整理中【0.00%完了】
    2012年02月22日
    8人がナイス!しています
  • 科学的な分析もなければ特に特定の歴史を掘り下げる訳でもなく、前書きもない、本として体裁が悪かったが、部分部分面白かった。田山花袋に柳田ものと呼ばれる柳田国男を登場させたような作品群があり、柳田、藤村、 科学的な分析もなければ特に特定の歴史を掘り下げる訳でもなく、前書きもない、本として体裁が悪かったが、部分部分面白かった。田山花袋に柳田ものと呼ばれる柳田国男を登場させたような作品群があり、柳田、藤村、花袋が一緒に新体詩作っていた頃、柳田をロマンチックな美少年風に書いていたなんておどろいた。右翼の人脈に偽史に関心ある人が多かったことと大東亜共栄圏を目的に日本人ののきげんを変容させるような動きがあったようなことを書いていたがたいして掘り下げられず。全体的にはどうでもいい本。 …続きを読む
    Z
    2016年02月27日
    1人がナイス!しています
  • これで4部作読了。民俗学が‘成立’していく中で、抱えたモノそぎ落としたモノ。また、あり得た(る)かもしれないモノ、等々。このシリーズに対する民俗学界隈での反応ってどうだったのだろう。 これで4部作読了。民俗学が‘成立’していく中で、抱えたモノそぎ落としたモノ。また、あり得た(る)かもしれないモノ、等々。このシリーズに対する民俗学界隈での反応ってどうだったのだろう。
    mock-shiki
    2016年07月31日
    0人がナイス!しています

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