黒髪に恨みは深く 髪の毛ホラー傑作選

黒髪に恨みは深く 髪の毛ホラー傑作選

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2006年07月07日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
354
ISBN:
9784043804023
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黒髪に恨みは深く 髪の毛ホラー傑作選

  • 編者 東 雅夫
  • 著者 赤江 瀑
  • 著者 伊藤 人誉
  • 著者 加門 七海
  • 著者 園 子温
  • 著者 皆川 博子
  • 著者 村田 喜代子
  • デザイン 角川書店装丁室 大武尚貴
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2006年07月07日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
354
ISBN:
9784043804023

髪は神に通ず…その妖しき黒髪に宿るのは霊力か、恨みか。

古来より不思議な力を持つと信じられ、日本的怪異の原風景ともいうべき呪物たる「髪の毛」。お岩さま(東海道四谷怪談)から貞子(リング)まで黒髪にまつわる恐ろしくも哀しい怪談・ホラーの数々の集大成。 古来より不思議な力を持つと信じられ、日本的怪異の原風景ともいうべき呪物たる「髪の毛」。お岩さま(東海道四谷怪談)から貞子(リング)まで黒髪にまつわる恐ろしくも哀しい怪談・ホラーの数々の集大成。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「黒髪に恨みは深く 髪の毛ホラー傑作選」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 髪の毛のホラーに関するアンソロジーです。昔から女性の髪には何かあるということでこのようなアンソロジーが生まれたのだという気がします。非常に工夫されていて、上村松園の表紙絵の全体像の絵が収められていたり 髪の毛のホラーに関するアンソロジーです。昔から女性の髪には何かあるということでこのようなアンソロジーが生まれたのだという気がします。非常に工夫されていて、上村松園の表紙絵の全体像の絵が収められていたり、髪の毛がはさまっているような感じがあったりします。定番の「四谷怪談」のほか、杉浦日向子さんのコミック、泉鏡花の「黒髪」などが印象に残りますが、東雅夫さんの「貞子はなぜ怖いのか」がわたしにとっては一番でした。 …続きを読む
    KAZOO
    2023年11月28日
    94人がナイス!しています
  • 髪に特化したホラーアンソロジー。 加門さん目当てで借りてきました。 古くは古典から時代小説、そして現代までバリエーションに富んだアンソロジーでした。 自分は時代小説がちと苦手なので、面白かったのはやはり 髪に特化したホラーアンソロジー。 加門さん目当てで借りてきました。 古くは古典から時代小説、そして現代までバリエーションに富んだアンソロジーでした。 自分は時代小説がちと苦手なので、面白かったのはやはり加門さんの「実話」と伊藤人誉さんの「髪」 伊藤さんの「髪」は昭和な時代の怪しい雰囲気の中にゾワゾワとした得体のしれない怖さがあり面白かったです。 四谷怪談の「お岩」は実は詳細は全く知らなかったので興味深かったです。 …続きを読む
    suzuro@低浮上
    2020年11月22日
    48人がナイス!しています
  • 妖しきは女の黒髪。髪の毛は生を失うと、情念のこもったおぞましいものになってしまうのは何故だろう...。生きている女性の黒髪は美しく魅力あるものと思われるが、死者の髪や切りとられた髪、抜け落ちて排水口に絡 妖しきは女の黒髪。髪の毛は生を失うと、情念のこもったおぞましいものになってしまうのは何故だろう...。生きている女性の黒髪は美しく魅力あるものと思われるが、死者の髪や切りとられた髪、抜け落ちて排水口に絡まった髪などは、触るのも躊躇われるほどおぞましいものと化する。そんな黒髪を題材にしたアンソロジー。伊藤人誉『髪』でまずゾクッとさせられ、泉鏡花『黒髪』に酔いしれ、最後は「指は、あげましたよ」から始まる皆川博子『文月の使者』でノックアウトです。他にも四谷怪談、貞子、エクステ怪談...盛りだくさんの一冊。 …続きを読む
    mii22.
    2015年08月24日
    43人がナイス!しています

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