アラビアの夜の種族 I

アラビアの夜の種族 I

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2006年07月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
288
ISBN:
9784043636037
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アラビアの夜の種族 I

  • 著者 古川 日出男
  • デザイン 片岡 忠彦
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2006年07月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
288
ISBN:
9784043636037

日本推理作家協会賞&日本SF大賞受賞作、堂々の文庫化!

聖遷暦一二一三年、偽りの平穏に満ちたカイロ。訪れる者を幻惑するイスラムの地に、迫り来るナポレオン艦隊。対抗する術計はただ一つ、極上の献上品「災厄の書」。それは大いなる陰謀のはじまりだった。 聖遷暦一二一三年、偽りの平穏に満ちたカイロ。訪れる者を幻惑するイスラムの地に、迫り来るナポレオン艦隊。対抗する術計はただ一つ、極上の献上品「災厄の書」。それは大いなる陰謀のはじまりだった。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「アラビアの夜の種族 I」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • タイトルに魅かれてⅠ~Ⅲ巻を一気に購入。第Ⅰ巻を読み終えたところだが、早くも先行きへの不安が…。すなわち、1番いいのがタイトルで、2番目がジャケットのデザインということになりはしないかと。さて、物語は入れ子 タイトルに魅かれてⅠ~Ⅲ巻を一気に購入。第Ⅰ巻を読み終えたところだが、早くも先行きへの不安が…。すなわち、1番いいのがタイトルで、2番目がジャケットのデザインということになりはしないかと。さて、物語は入れ子構造をとった、なかなかに凝ったものではある。外枠がナポレオン軍が迫り来るエジプトといった、佐藤亜紀の歴史小説を想起させるような構え。そして、内包されているのは『災厄の書』から「ゾハルの地下宮殿の物語」。全4夜のこの物語が第1巻の中核を成している。前半の語りこそは荘重なのだが、しだいに馬脚を現すのは⇒ …続きを読む
    ヴェネツィア
    2018年10月24日
    378人がナイス!しています
  • おもしろい。近代兵器を携えてフランスのナポレオンが攻め込もうとしているエジプトを舞台に、そのナポレオンに対抗する「災厄の書」を綴る夜の種族たちの物語。作中作という仕掛けがあることで、すんなりと現実世界 おもしろい。近代兵器を携えてフランスのナポレオンが攻め込もうとしているエジプトを舞台に、そのナポレオンに対抗する「災厄の書」を綴る夜の種族たちの物語。作中作という仕掛けがあることで、すんなりと現実世界から魔術が飛び交うファンタジーの世界に移行し、2つの世界を交互に行き来することで、次第に読者そのものを夢うつつの世界へといざなう。また、アラビアの世界という日本の読者にとってなじみが薄い設定でありながら、滑らかでどこかきざな日本語が読んでいて心地よい。そして邪神が意外とかわいいぞ。 …続きを読む
    徒花
    2017年08月23日
    362人がナイス!しています
  • 初古川。★☆☆。SF大賞等受賞作だが、私にはちょっと合わないかな。ナポレオンの侵略前の時代やアラブ人の生態には興味が持てたし、奴隷の支配階級という設定にも惹かれるものがあったが、妖術師アーダムの残忍で荒唐 初古川。★☆☆。SF大賞等受賞作だが、私にはちょっと合わないかな。ナポレオンの侵略前の時代やアラブ人の生態には興味が持てたし、奴隷の支配階級という設定にも惹かれるものがあったが、妖術師アーダムの残忍で荒唐無稽な行動は私の血を騒がせてくれなかった。イスラム教に親しみがないのも一因かも。エジプトには行ってみたい気はするが、続きを読もうという気になれなかった。残念。 …続きを読む
    Koji Eguchi
    2022年02月14日
    49人がナイス!しています

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