砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2004年11月10日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
212
ISBN:
9784829162767

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet

  • 著者 桜庭 一樹
  • イラスト むー
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2004年11月10日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
212
ISBN:
9784829162767

GOSICKの桜庭一樹、新境地――青春暗黒ミステリー

鳥取の片田舎に生きる女子中学生・山田なぎさ。父は他界し、母のパート代でなんとか暮らしている。どこにでもいる少し不幸な少女と、自分を「人魚」だと語る、謎多き転校生との奇妙な友情を描く青春暗黒ミステリー。 鳥取の片田舎に生きる女子中学生・山田なぎさ。父は他界し、母のパート代でなんとか暮らしている。どこにでもいる少し不幸な少女と、自分を「人魚」だと語る、謎多き転校生との奇妙な友情を描く青春暗黒ミステリー。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 2004年に出版された桜庭一樹の作品です。表紙のイラストや砂糖菓子というタイトルなどスイートなイメージとは裏腹に内容は暗く重いです。この頃の少女を主人公にした桜庭作品は、たいがい不安定なんですが、本作が一 2004年に出版された桜庭一樹の作品です。表紙のイラストや砂糖菓子というタイトルなどスイートなイメージとは裏腹に内容は暗く重いです。この頃の少女を主人公にした桜庭作品は、たいがい不安定なんですが、本作が一番読んでて不安になるかもしれないです。田舎に住む山田なぎさと東京から転校してきた自分を人魚と言い張る海野藻屑の1ヶ月の交流を描いてます。少女から見た世界なので登場人物や出てくる場所は極端に少ないです。この閉塞的な感じが余計に息苦しさを増しているんだと思います。バッドエンドに至る過程を読むのはやはりツライ。 …続きを読む
    いりあ
    2013年11月19日
    43人がナイス!しています
  • 推定少女の次に買った作品。この作品で桜庭一樹に魅了されたと言っても過言じゃないね。表紙と内容にギャップがありすぎて逆にキツかった 推定少女の次に買った作品。この作品で桜庭一樹に魅了されたと言っても過言じゃないね。表紙と内容にギャップがありすぎて逆にキツかった
    YO-HEY@紅蓮ロデオ
    2010年03月07日
    29人がナイス!しています
  • 海野藻屑は今は良く言われる中二病の先駆者かもしれないと思いました。ただしコミカルではないですが。実弾を求めながら甘い砂糖菓子の世界に飲み込まれて行く山田なぎさと人魚の彼女。この薄さで、ずいぶんずっしり 海野藻屑は今は良く言われる中二病の先駆者かもしれないと思いました。ただしコミカルではないですが。実弾を求めながら甘い砂糖菓子の世界に飲み込まれて行く山田なぎさと人魚の彼女。この薄さで、ずいぶんずっしりした内容でした。藻屑の撃つロリポップに埋め尽くされたなぎさはやがてそれに身を任せていきます。しかし彼女を待っていた結末はーーー…。甘い十三歳の日々はそこはかとない狂気と残酷さをまとい、他人が大人になる前の助走を始めるのをもどかしく眺め、それでもいつ来るやもしれぬ大人になるその日を待つしかない…。 …続きを読む
    ほむら
    2014年01月22日
    27人がナイス!しています

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著者紹介

桜庭 一樹(さくらば・かずき)

2000年デビュー。04年『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』が、ジャンルを超えて高い評価を受ける。07年『赤朽葉家の伝説』で日本推理作家協会賞、08年『私の男』で直木賞を受賞。『GOSICK-ゴシック-』シリーズは人気を博し、長篇8巻短篇集4巻が刊行、アニメ化された。続刊として『GOSICK RED』『GOSICK BLUE』『GOSICK PINK』も刊行中。他の著書に『道徳という名の少年』『推定少女』『赤×ピンク』『ほんとうの花を見せにきた』『このたびはとんだことで 桜庭一樹奇譚集』『少女七竈と七人の可愛そうな大人』『無花果とムーン』など。

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