書を捨てよ、町へ出よう

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2004年06月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
336
ISBN:
9784041315224
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書を捨てよ、町へ出よう

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2004年06月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
336
ISBN:
9784041315224

永遠の不良・寺山修司による家出のススメ

平均化された生活なんてくそ食らえ。本も捨て、町に飛び出そう。家出の方法、サッカー、ハイティーン詩集、競馬、ヤクザになる方法……、天才アジテーター・寺山修司の100%クールな挑発の書。 平均化された生活なんてくそ食らえ。本も捨て、町に飛び出そう。家出の方法、サッカー、ハイティーン詩集、競馬、ヤクザになる方法……、天才アジテーター・寺山修司の100%クールな挑発の書。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「書を捨てよ、町へ出よう」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 就職した途端に定年後の人生までが見えてしまい、しかも生涯かけて稼ぎ出す金額は森進一の1年間の遊興費にも満たない―そんな人生とはおさらばしょうぜ―本書は天性のアナーキスト寺山修司が放つアンチテーゼである。 就職した途端に定年後の人生までが見えてしまい、しかも生涯かけて稼ぎ出す金額は森進一の1年間の遊興費にも満たない―そんな人生とはおさらばしょうぜ―本書は天性のアナーキスト寺山修司が放つアンチテーゼである。そして、そんな彼が対極に置くのがギャンブルと家出だ。つまり彼はここで脱日常、非日常を激しくアジテートしているのである。後半は寺山の「早過ぎた自叙伝」が語られるが、それはまさしく「孤立無援の抒情」を貫いた半生であり、底流には常に暗い情念が渦巻いていた。―「新しき仏壇買ひに行きしまま行方不明の弟と鳥」。 …続きを読む
    ヴェネツィア
    2013年03月08日
    174人がナイス!しています
  • エッセイ・詩・俳句・短歌と、形式にとらわれずいろんなジャンルの文が一度で楽しめる、お得(?)な内容。トンデモなようで真理をついており、良い意味でも悪い意味でもこれまで触れたことのなかった価値観を知るこ エッセイ・詩・俳句・短歌と、形式にとらわれずいろんなジャンルの文が一度で楽しめる、お得(?)な内容。トンデモなようで真理をついており、良い意味でも悪い意味でもこれまで触れたことのなかった価値観を知ることができた。50年以上前の作品なので昭和臭が漂いつつも、令和の今でも新しいと感じる考え方があったり、新旧どちらの感覚も味わえる。普通や常識に逆行する挑発的でやさぐれた感じは、万人受けはせず好き嫌いが分かれそうだけど、自分はこういうの嫌いじゃない。もっと早く、十代の時にこの本と出会いたかったなあ。 …続きを読む
    真香@ゆるゆるペース
    2020年08月13日
    147人がナイス!しています
  •  寺山修司を読むと場末の酒場で酒を飲み、カッコヨク堕落したくなるのはなぜだろう。繊細で弱く、少しだらしない人間になりたくなるのはなぜだろう。銀行口座に小金を貯めている自分が恥ずかしくなるのはなぜだろう  寺山修司を読むと場末の酒場で酒を飲み、カッコヨク堕落したくなるのはなぜだろう。繊細で弱く、少しだらしない人間になりたくなるのはなぜだろう。銀行口座に小金を貯めている自分が恥ずかしくなるのはなぜだろう。五〇歳を過ぎて生きている自分がうす汚く見えてしまうのはなぜだろう。 …続きを読む
    佐々陽太朗(K.Tsubota)
    2016年09月13日
    131人がナイス!しています

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