前方後円墳国家

前方後円墳国家

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2003年07月09日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
264
ISBN:
9784047033559
label

前方後円墳国家

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2003年07月09日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
264
ISBN:
9784047033559

「目で見る王権」前方後円墳の世紀は、まぎれもない「国家」だった

巨大古墳、前方後円墳はなぜ同時多発的に造営されたのか。この古代史上の謎に正面から切り込み、三世紀中頃からの時代には、利益共同体としての「国家」が成立していたと説く、全く新しい歴史像を提唱。 巨大古墳、前方後円墳はなぜ同時多発的に造営されたのか。この古代史上の謎に正面から切り込み、三世紀中頃からの時代には、利益共同体としての「国家」が成立していたと説く、全く新しい歴史像を提唱。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「前方後円墳国家」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 350年間に渡って、日本の広い範囲で盛んに作られた前方後円墳。その変遷に、日本で初めての"国家"の誕生を読み解いている。この時代に先立つ弥生時代(恐らくは縄文時代から)の時点で、日本列島には情報や技術、物 350年間に渡って、日本の広い範囲で盛んに作られた前方後円墳。その変遷に、日本で初めての"国家"の誕生を読み解いている。この時代に先立つ弥生時代(恐らくは縄文時代から)の時点で、日本列島には情報や技術、物資の交換ネットワーク無くして成り立たない社会が出来上がっており、決して自給自足社会ではなかったと考察。その延長戦上に発展的に出現したのが、大和に発生した政権により成立した国家だという。古墳の変遷と他の資料との検証から、かなり具体的に全国統一→半島への軍事介入→体制の再編と強化→大君誕生という流れが浮かぶ。 …続きを読む
    印度 洋一郎
    2011年07月16日
    1人がナイス!しています
  • 前方後円墳国家という定義の説明はわかりやすかった。利益共同体であると。もの・人・情報の再分配システムで地方と中央が成立する。 前方後円墳国家という定義の説明はわかりやすかった。利益共同体であると。もの・人・情報の再分配システムで地方と中央が成立する。
    遊動する旧石器人
    2013年11月01日
    0人がナイス!しています
  • 3世紀中ごろから7世紀はじめまで、日本全国で似たような形を持つ古墳が作られた時代がありました。考古学研究の発展により、縄文の昔から広範囲な地域交流ネットワーク、様々な分業体制があった事が判っているので 3世紀中ごろから7世紀はじめまで、日本全国で似たような形を持つ古墳が作られた時代がありました。考古学研究の発展により、縄文の昔から広範囲な地域交流ネットワーク、様々な分業体制があった事が判っているのですが、地方によってバラバラであったのが、この古墳を通じて画一的かつ大和を中心に階層性を持って纏っていくのが判ります。古墳、特にこの前方後円墳とは何か?そもそも国家とは何か?国家の形成について鋭く考察しています。 …続きを読む
    ヘムレンしば
    2012年05月27日
    0人がナイス!しています

powered by 読書メーター

この著者の商品

最近チェックした商品