ためらいの倫理学 戦争・性・物語

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2003年08月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
384
ISBN:
9784043707010
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ためらいの倫理学 戦争・性・物語

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2003年08月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
384
ISBN:
9784043707010

ためらい逡巡する思考の深みへ

ためらい逡巡することに意味がある。戦後責任、愛国心、有事法制をどう考えるか。フェミニズムや男らしさの呪縛をどう克服するか。原理主義や二元論と決別する「正しい」おじさん道を提案する知的エッセイ。 ためらい逡巡することに意味がある。戦後責任、愛国心、有事法制をどう考えるか。フェミニズムや男らしさの呪縛をどう克服するか。原理主義や二元論と決別する「正しい」おじさん道を提案する知的エッセイ。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「ためらいの倫理学 戦争・性・物語」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 内田樹氏のデビュー作。単行本での出版は2001年。氏がここで取り上げている諸問題は、問題それ自体は何ら特異なものではない。物事の捉え方、解析の仕方に氏の固有性が発揮される。例えば、「自虐史観」と「戦後責任 内田樹氏のデビュー作。単行本での出版は2001年。氏がここで取り上げている諸問題は、問題それ自体は何ら特異なものではない。物事の捉え方、解析の仕方に氏の固有性が発揮される。例えば、「自虐史観」と「戦後責任」を論じるにあたって、氏はフロイトを引き合いに出し、「事実」そのものではなくても、「事実として生きられたこと」に着眼するのである。たしかに事実そのものの究明は必要だが、それと同時に(たとえ幻想であろうとも)生きられた過去が存在する、そうした見方は私には頗る新鮮であった。「有事」についてもまたしかり。 …続きを読む
    ヴェネツィア
    2018年09月24日
    381人がナイス!しています
  • 最大の敵であるからではなく、一番近しい隣人という考えで本書では、フェミニストとポストモダニストを批判の標的にしている。著者本人も言うように「専門家」と「素人」の中間の文章が人気の理由であり面白い。 最大の敵であるからではなく、一番近しい隣人という考えで本書では、フェミニストとポストモダニストを批判の標的にしている。著者本人も言うように「専門家」と「素人」の中間の文章が人気の理由であり面白い。
    マエダ
    2018年12月24日
    66人がナイス!しています
  • 最近になって著者の本を読むようになりましたが、その理由は名立たる評者が著者を評価していたからでした。しかし、実際に読んでみると評判通りではない本も多く、それらの良い評価に疑問に思っていましたが、本書こ 最近になって著者の本を読むようになりましたが、その理由は名立たる評者が著者を評価していたからでした。しかし、実際に読んでみると評判通りではない本も多く、それらの良い評価に疑問に思っていましたが、本書こそ「内田樹とは」という問いに応えている本でした。ある原理があり、それに従うに十分な強度がある。普通の人はこの原理のことを倫理と呼びます。しかし、その原理はひょっとしたら間違っているかも知れないと疑いを持つこと。最終的に従うにしても、著者はこの疑いのことを倫理と呼びます。現在活躍されている言論人に本書と同様の表 …続きを読む
    ころこ
    2021年09月03日
    51人がナイス!しています

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