増補版 時刻表昭和史

増補版 時刻表昭和史

label
  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2001年06月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
336
ISBN:
9784041598085
label

増補版 時刻表昭和史

  • 著者 宮脇 俊三
  • デザイン 芦澤 泰偉
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2001年06月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
336
ISBN:
9784041598085

時刻表好きの少年の眼を通して甦る「昭和」という時代、家族、青春。

二・二六事件の朝も電車を乗り継いで小学校に通い、戦時下も、終戦の日も汽車に乗っていた……鉄道紀行の第一人者が、激動の時代の家族の風景と青春の日々を時刻表に重ねて振り返る、感動の体験的昭和史! 二・二六事件の朝も電車を乗り継いで小学校に通い、戦時下も、終戦の日も汽車に乗っていた……鉄道紀行の第一人者が、激動の時代の家族の風景と青春の日々を時刻表に重ねて振り返る、感動の体験的昭和史!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「増補版 時刻表昭和史」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 戦前から終戦までと、増補版で戦後数年間の鉄道をベースにした自分史。渋谷ハチ公の現役の姿を見ていたことに驚きと羨望。戦争に突き進む時代に、鉄道は政策・燃料の両面から翻弄されたのだが、その中で宮脇少年が日 戦前から終戦までと、増補版で戦後数年間の鉄道をベースにした自分史。渋谷ハチ公の現役の姿を見ていたことに驚きと羨望。戦争に突き進む時代に、鉄道は政策・燃料の両面から翻弄されたのだが、その中で宮脇少年が日本各地へ鉄道旅行に出かけて行ったのがすごい。国策として私鉄を国有化していった戦前・戦中がなかったら、日本の鉄道はこれ程までに発展しなかったかも、と思いながら読了。著者が筆を置いたすぐ後の時代に、百閒先生が『阿房列車』を走らせているのだがから面白い。 …続きを読む
    saga
    2013年05月12日
    21人がナイス!しています
  • 大正15年生まれの著者が昭和8年~23年までを鉄道と時刻表を軸に語る《体験的昭和史》。青山の付属小・中高は成蹊学園に通う…良いとこのお坊ちゃん。父親は国会議員なので家族も国鉄のフリーパスが使えた。鉄道少年に 大正15年生まれの著者が昭和8年~23年までを鉄道と時刻表を軸に語る《体験的昭和史》。青山の付属小・中高は成蹊学園に通う…良いとこのお坊ちゃん。父親は国会議員なので家族も国鉄のフリーパスが使えた。鉄道少年には最高に恵まれた環境だが戦中の旅行は極度に制限されていた。しかし16年には黒部峡谷、翌年には落選した父に伴い事業の為に富良野へ、19年には関門トンネルを見る為に《急行博多行き》、20年8月には疎開先の新潟県村上から山形大石田の炭坑まで父に同行、そこで終戦の詔勅を聴く。後年の鉄道紀行作家宮脇俊三の原点だ。 …続きを読む
    クラムボン
    2023年02月19日
    16人がナイス!しています
  • 戦前からの時刻表と列車の運行を元に、その頃の作者の生活や想い、戦争に向かい敗戦後に至る日本の状況が描かれる素晴らしい昭和史である。天皇の敗戦の詔勅8/15 12:00にも、列車は時刻通り粛々と運行していたこと 戦前からの時刻表と列車の運行を元に、その頃の作者の生活や想い、戦争に向かい敗戦後に至る日本の状況が描かれる素晴らしい昭和史である。天皇の敗戦の詔勅8/15 12:00にも、列車は時刻通り粛々と運行していたことに驚愕した。時刻表というメジャーを元にぶれない素晴らしい昭和史だった。お薦め。 …続きを読む
    ドナルド@灯れ松明の火
    2014年07月18日
    16人がナイス!しています

powered by 読書メーター

この著者の商品

最近チェックした商品