三万年の死の教え チベット『死者の書』の世界

三万年の死の教え チベット『死者の書』の世界

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1996年06月21日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
196
ISBN:
9784041981016
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三万年の死の教え チベット『死者の書』の世界

  • 著者 中沢 新一
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1996年06月21日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
196
ISBN:
9784041981016
死にゆく時、ひとは物質の制約を解かれた「心の本性」が放射する、さまざまな光のヴィジョンを体験する――。9世紀のチベットで地中に秘匿され、14世紀に再発見されたと伝えられる埋蔵経典『バルド・トドゥル(チベットの死者の書)』。ユングに大きな影響を与え、ベトナム戦争下のアメリカを席巻した死の教えとは。チベット仏教の奥義「ゾクチェン」に息づく人類数万年の叡智を杖に、生と死の境界線にわけ入る思想的冒険。 死にゆく時、ひとは物質の制約を解かれた「心の本性」が放射する、さまざまな光のヴィジョンを体験する――。9世紀のチベットで地中に秘匿され、14世紀に再発見されたと伝えられる埋蔵経典『バルド・トドゥル(チベットの死者の書)』。ユングに大きな影響を与え、ベトナム戦争下のアメリカを席巻した死の教えとは。チベット仏教の奥義「ゾクチェン」に息づく人類数万年の叡智を杖に、生と死の境界線にわけ入る思想的冒険。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

第一部 『死者の書』のある風景
第二部 三万年の死の教え
第三部 カルマ・リンバの発見
あとがき
文庫版へのあとがき

「三万年の死の教え チベット『死者の書』の世界」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 簡単な内容ではないけどテーマを絞ってあるので読みやすかった。インドで生まれた仏教が土着の神々を呑み込みながらシルクロードを下ってきたという認識はあっても、呑み込むとはどのようなことか具体的に考えてみた 簡単な内容ではないけどテーマを絞ってあるので読みやすかった。インドで生まれた仏教が土着の神々を呑み込みながらシルクロードを下ってきたという認識はあっても、呑み込むとはどのようなことか具体的に考えてみたことはなかった。チベットについても、何やら信心深く神秘的な人々が住まう国、くらいの貧弱なイメージ。本書では、チベットには仏教に先んじて古来より独自の思想哲学があり、仏教思想が持ち込まれたときふたつが影響し合って今に至る、その過程を解説していて、やっとピンときた感じ。著者の「神の発明」を思い出した。 …続きを読む
    2016年04月06日
    2人がナイス!しています
  • (1993,180.9)内容は重いが、図多用で一般でも可。アラマタ対談で絶賛されていたので取り寄せ。なるほど身体を構成する土、水、火、風の4つのエレメントが解けていくさまがリアルな表現で、もっていかれた。全体的に (1993,180.9)内容は重いが、図多用で一般でも可。アラマタ対談で絶賛されていたので取り寄せ。なるほど身体を構成する土、水、火、風の4つのエレメントが解けていくさまがリアルな表現で、もっていかれた。全体的にオウムで聞いたことある言葉がいろいろあったので(1989弁護士、1994松本サリン、1995地下鉄サリン)同時代。その点からみるとまた違った見方ができそう。今どうしてんだろ中沢先生は。 …続きを読む
    2021年09月27日
    1人がナイス!しています
  • だいぶ難しい本。チベット仏教等に興味が湧き呼んでみたが、勉強不足のため、内容があまり掴めなかった。人はカルマの中に生き、解脱することを目的として生きるということはわかったが、その内容は難解である。 だいぶ難しい本。チベット仏教等に興味が湧き呼んでみたが、勉強不足のため、内容があまり掴めなかった。人はカルマの中に生き、解脱することを目的として生きるということはわかったが、その内容は難解である。
    Shingo N
    2018年05月03日
    1人がナイス!しています

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