野火

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1970年03月24日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
208
ISBN:
9784041211045
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野火

  • 著者 大岡 昇平
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1970年03月24日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
208
ISBN:
9784041211045
肺病でレイテ島に上陸した田村一等兵。死の予感から、島に踏み出した田村が見たものは。ミンドロ島で敗戦を迎え、米軍捕虜となった著者が、戦地と戦争の凄まじい有様を渾身の力で描き、高い評価を得た一冊。 肺病でレイテ島に上陸した田村一等兵。死の予感から、島に踏み出した田村が見たものは。ミンドロ島で敗戦を迎え、米軍捕虜となった著者が、戦地と戦争の凄まじい有様を渾身の力で描き、高い評価を得た一冊。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「野火」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 【1951_読売文学賞】1994年9月19日読了。終戦から76年。祈りの月に。(2021年8月12日入力) 【1951_読売文学賞】1994年9月19日読了。終戦から76年。祈りの月に。(2021年8月12日入力)
    背番号10@せばてん。
    1994年09月19日
    32人がナイス!しています
  • 「永遠の0」の流れで再読。初読は中学生の頃で、しばらくショックが抜けなかった。人とは何か、神とは存在するのか。太平洋戦争下、主人公は南洋の戦地をさまよい、民間人を殺し、死者の横たわる道を行き、不可抗力 「永遠の0」の流れで再読。初読は中学生の頃で、しばらくショックが抜けなかった。人とは何か、神とは存在するのか。太平洋戦争下、主人公は南洋の戦地をさまよい、民間人を殺し、死者の横たわる道を行き、不可抗力とはいえ人肉を食することで命をつなぐ。神とは何なのか。この地獄絵図を意図したのも神なのか。人とは武器を使う「猿」に過ぎぬのか。極限の中、人は人でいられなくなってしまう。こんな思いをして亡くなったかたが大勢いらっしゃる。「永遠の0」は資料の中の戦争、この作品は実体験に基づくものである。これこそ文学。 …続きを読む
    佐島楓
    2013年09月09日
    28人がナイス!しています
  • ひかりごけとかアンデスの聖餐とか、人はいろんなシーンで食人というタブーを犯さざるを得ない状況に追い込まれる可能性がある。その時に私はどうするのだろう?現在だって菜食主義者みたいな食生活を送っているのに ひかりごけとかアンデスの聖餐とか、人はいろんなシーンで食人というタブーを犯さざるを得ない状況に追い込まれる可能性がある。その時に私はどうするのだろう?現在だって菜食主義者みたいな食生活を送っているのに、いきなり人間を食べたりできるものだろうか?おそらく現実ではそうなる前に、自分が死んでいて、食べられる側に回っているとは思う。思うが、そこは食べる側に立ったとして考えなきゃいけないんだけども、やっぱり考えることからして無理だ。 …続きを読む
    山猫
    1970年01月01日
    25人がナイス!しています

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