0.はじめに
公式大会や公認大会の際に採用される公式トーナメント・ルールを『超解!スレイヤーズふぁいと』から抜粋して掲載します。
ルールとして解釈が分かれないよう厳密に書いているため、少しわかりにくいところがあると思いますが、基本的には、これまでの適用されてきたルールと大きく変わったことはありません。
『超解!スレイヤーズふぁいと』のオフィシャル全カードリストはエラッタも含め、公式トーナメント・ルールにのっとり、テキストの一部を変更して掲載してあります。また、効果の対象が明記されていなかったものに関しては、すべての対象を明記してあります。ご確認ください。
1.追加ルール
1−1.矛盾する効果
ルールとカードの記述が矛盾する場合、カードの記述を優先します。また、1つの対象に2つ以上の効果がかかり、それぞれの効果が矛盾する場合、あとから発揮された効果を優先します。ただし、「〜する(できる)」という表記は「〜することができる場合、〜する(できる)」という意味です。「〜できない」という表記は「〜することはできない」という意味です。つまり、「〜する」と「〜できない」という2つの効果がかかった場合、効果の発揮された順番に関係なく「〜できない」という効果のほうが優先されます。
1−2.「属性:魔族/人魔」について
「属性:魔族」を持つキャラクターは、「属性:魔族/人魔」を持たないキャラクターからの白兵戦の効果の対象にはなりません。
また、「属性:魔族/人魔」を持つキャラクターは、「精霊魔術(精神)の攻撃呪文」および「黒魔術」以外の、呪文の効果の対象にはなりません。
1−3.【 】の特殊能力
キャラクター・カードの特殊能力で【 】に囲まれた部分は「タイミング:常時」の特殊能力として扱われます。
1−4.第1ターンの戦闘フェイズの省略
公式トーナメントでは、先手と後手の有利不利を少なくするために、第1ターン(先攻プレイヤーの最初のターン)は、戦闘フェイズが存在しません。
2.カード全般について
2−1.カード名の表記
キャラクターの特殊能力、呪文カードの追加効果、攻撃補助カードやイベント・カードの効果で、『 』で囲まれて書かれている名前はキャラクター名ではなく、カード名です。
2−2.効果が持続しているカード
効果が持続して発揮されている攻撃補助カードや呪文カード、イベント・カードは、その対象がわかるように場に配置しておいてください。
一度効果を発揮した呪文は、その後、効果を失った場合でも、「使用後の呪文カード」として扱います。
2−3.追加の使用条件
一部のカードに「△△することで〜効果」と書かれている場合があります。これはその効果を使用宣言するときに必要な追加使用条件です。追加使用条件で公開するカードや破棄するカードに相手のカードは指定できません。この条件が実行できなければ、この効果の使用宣言はできません。△△で公開したカードは、効果が発揮されなかった場合、破棄されます。また、使用宣言後に能力・効果が対抗で打ち消された場合、追加使用条件のカードは元に戻りません。
2−4.目標と(効果の)対象
呪文カードと攻撃補助カードは対象が別枠で表記されていますが、特殊能力とイベント・カードについては、「○○に効果」と書かれている○○が対象になります。宣言時はこの対象にあう目標を指定します。特殊能力、イベント・カードの場合は○○に当てはまる対象、呪文カード、攻撃補助カードの場合はその対象に当てはまれば、それ以外の効果の発揮の条件は特に確認しません。対象は選べる限り最大限、選ばなければいけません。
「(効果の)対象にならない」という効果は、そのキャラクターを使用宣言時の対象(目標)に含むことはできますが、効果の解決のときに、そのキャラクターには効果を発揮しません。また、「目標にならない」という効果は、そのキャラクターを使用宣言のときの対象(目標)として選ぶことができません。
2−5.効果発揮の条件
一部のカードに「〜に効果。□□の場合」と書かれている場合があります。これは効果の目標の中で、効果の対象になる条件を限定しているものです。対象に含まれたものでも、この□□という条件に当てはまらなければ、この効果を受けません。
2−6.対象の増減
宣言時に指定した対象が、「対抗」の効果によって減少する場合があります。実際の効果の対象が少なくなり表記されている人数に不足ができるわけですが、その不足を埋めるために、新たに対象を加えることはできません。対象の人数は減少したままです。対象を指定しなおせるのは、別の効果によって、新たに対象を指定しなおすときだけです。ただし、「敵1列」などの場合、宣言時の対象の指定は、列の指定だけで、個別のキャラクターを指定するわけではないので、「対抗」でキャラクターの列を移動した場合には、対象が増減し、結果的に変更される場合があります。また、「同じ列のX人」の場合、宣言時には列と対象X人の指定をするので、「対抗」で対象が増えることはありませんが、減ることはあります。
例:前列に敵が3人(A・B・C)がいるところへ、『覇王氷河烈』を「対象は前列のAとB」と指定して使用。対抗でBが後列に移動しました。その場合、対象はAのみになります。対象を後列のBのみにしたり、新たにCを選び、AとCにすることはできません。
2−7.対象の消失と行動の中断
効果の解決前に、目標に含んではいけない対象を目標に含んだ場合や、指定したすべての対象が目標にできなくなった場合、すべての対象が存在しなくなった場合は、その行動はその瞬間に中断されますが、その行動はおこなったことになります。それが白兵戦や特殊能力の使用ではない場合、その行動に使用したカードは破棄されます。呪文カードは使用済にになります。
2−8.効果発揮後の対象の増減
「前列のキャラクターすべて」や「キャラクターすべて」など、キャラクターを個別に指定していない効果は、効果が発揮されたあとでも、新たに対象が増減する場合があります。
例:『ドラまたの怒り』の効果が発揮しているターンの戦闘フェイズに『魔王の命令』で場に出された『覇王将軍シェーラ』も『ドラまたの怒り』の効果を受けます。
3.「タイミング:常時/普通/対抗」の効果
3−1.「タイミング:常時」の効果
「タイミング:常時」の効果への対抗は、その常時能力が効果の宣言を必要とする場合でも、その行動に対抗をおこなうことはできません。また、「〜できる」という表記でないものは、その効果が発揮する条件のときに、必ず発揮しなければいけません。
3−2.使用できるフェイズ
イベント・カード以外の「タイミング:普通/対抗」の効果は戦闘フェイズでしか使用できません。
例:手札調整フェイズに使用されたイベント・カードを『謎の神官ゼロス』の特殊能力で打ち消すことはできません。
戦闘フェイズ以外の場合、イベント・カードは各フェイズの最初に「タイミング:普通」のものが使用できます。「タイミング:対抗」のものは、イベント・カードの使用宣言か、手札調整フェイズの手札調整の宣言、パフォーマンス・フェイズのパフォーマンスの上昇などに対して使用できます。つまり、戦闘フェイズ以外の「タイミング:対抗」のイベント・カードはそれらの行動がおこなわれなかった場合、使用できません。
3−3.対抗の使用宣言
対抗とは、行動に割りこんで使用宣言し、割りこんだ行動より先に効果を発揮する効果です。このとき、対抗の宣言は、一つの行動の宣言、もしくは効果の解決前に割り込むことができます。ただし、カード1つの効果の解決中に割りこんで、対抗することはできません。
例:白兵戦→『通りすがりの○○くん』→『カウンター』と宣言した場合、結果は『通りすがりの○○くん』ででたキャラクターが白兵戦を同時におこなうのですが、これはこのように解決されています。
1.相手の白兵戦に対抗して、キャラクター・カードを出しながら『通りすがりの○○くん』の使用宣言。これに対し相手は対抗なし。自分も対抗なし。
2.ここで、『通りすがりの○○くん』の解決。キャラクターが場に出る。次に相手の白兵戦の解決に入る前に、相手は対抗なし。自分は場に出たキャラクターに『カウンター』を使用させる。これに相手は対抗なし。自分も対抗なし。
3.白兵戦の前に『カウンター』の効果が発揮され同時に相手を攻撃することが可能になる。
4.白兵戦の解決。ここで『カウンター』の効果で対象は同時に白兵戦をおこなう。
ということになります。『通りすがりの○○くん』の使用に対抗で『カウンター』は、『カウンター』を使用すべきキャラクターがまだ場に出ていないので使用できませんが『通りすがり○○くん』の使用によって発生した白兵戦に対抗で『カウンター』を使用することは可能、ということになります。
3−4.イベント・カードへの対抗
イベント・カードの使用に対して、対抗で使えるイベント・カードか、もしくは、イベント・カードを対象にした効果でしか、対抗はおこなえません。
3−5.特殊な宣言タイミング「倒された(破棄された)ときに〜効果」
一部のカードは「倒された(破棄された)ときに〜効果」と書かれているものがあります。これは使用するタイミングが、「キャラクターが倒される(破棄される)」ことが確定し、そのキャラクターが得点置き場(捨て札山)に移動する前に、対抗することができる特殊なものです。このタイミングは特殊なものなので、通常の対抗で割り込むことはできません。
例:『ミーナ』が倒されて、「恐怖の絵日記」の使用を宣言したとき、それに『マルチナ』の「ゾアメルグスターさま」で対抗することはできません。この場合、『マルチナ』の特殊能力を『ミーナ』が倒されれる攻撃の前に、対抗で使用しておきましょう。
3−6.特殊な宣言タイミング「場に出たときに〜効果」
一部のカードは「場に出たときに〜効果」と書かれているものがあります。これは「このキャラクターが場に出たとき」に効果を発揮するものです。この能力は一度効果を失った場合、効果が回復しても「場に出たとき」というタイミングではないので、この効果は発揮されません。
例:『セイグラム』の「契約の石」が一瞬でも効果を失った場合、「契約の石」の効果が回復しても、対象に「契約の石」の効果は発揮させることはできません。
4.キャラクター
4−1.キャラクター名
キャラクター名はカード名の一部かカード名と同じものになります。カード名に「=」や「&」が入っている場合、そのカードは2つのキャラクター名を持ちます。ただし、キャラクター名やカード名を変更する効果を受けたカードは、カード1枚のキャラクター名やカード名が変更され、2つのキャラクター名を持つことはできません。
また、【「キャラクター名:○○」とはみなさない。】という特殊能力をもったキャラクターのキャラクター名は、その特殊能力が封じられても、「キャラクター名:○○」ではありません。
4−2.本物のキャラクター
キャラクターが本物かニセモノかは、カード名からではなく、カード・イラストから判断します。また、特殊能力で【本物の「○○」とはみなさない。】とあるカードは、その特殊能力が封じられても、本物の「○○」ではありません。
4−3.キャラクターの人数
キャラクターの人数を数えるときは、カード名でキャラクターが複数のように書かれていても、キャラクター・カード1枚につきキャラクター1人と数えます。
4−4.キャラクターの行動
キャラクターが行動できるのは、戦闘フェイズのみです。それ以外のフェイズでは、「タイミング:常時」の特殊能力以外は使用できません。
4−5.行動不能
行動不能になったキャラクターは、すべての連携を失い、「白兵戦」「呪文の詠唱および使用・維持」「タイミング:普通/対抗の特殊能力の使用」「サポート」「カバー」などの行動は一切できなくなり、それらをおこなっていた場合、その行動は中断されます。その際、効果の解決されていない呪文カード、攻撃補助カード、イベント・カードは破棄され、術者が効果を発揮させていた「術者が望む限り持続する呪文カード」は使用済み呪文となります。ただし、「タイミング:常時」の特殊能力は行動不能でも発揮されつづけます。
4−6.自由に操る
キャラクターが「自由に操る」の効果で相手の場に移動するときは、そのキャラクターに使用されてすでに効果が発揮しているイベント・カードや攻撃補助カード、呪文カードはすべて無効になり、呪文カードは本来のプレイヤー(そのカードをデックにいれていたプレイヤー)の使用済み呪文置き場に置かれ、それ以外のカードは本来のプレイヤーの捨て札山に破棄されます。ただし、この移動の原因である「自由に操る」効果のカードは効果の解決中ですので、破棄されません。
5.白兵戦
5−1.白兵戦の効果
白兵戦という行動を表記するとこのようになります。
『白兵戦(普通) 前列の敵キャラクター1人に効果。対象に白兵戦をおこなう。この効果は前列のキャラクターしか使用できない。また、特殊能力とはみなされない』
5−2.白兵戦の中断
白兵戦するキャラクターと目標のキャラクターはお互いに前列にいなければ、白兵戦の使用宣言ができません。白兵戦の解決前にどちらか片方でも列を移動した瞬間白兵戦をおこなったキャラクターが「列に関係なく白兵戦を行える」能力を持っていなければその白兵戦は中断されます。ただし、白兵戦はおこなったものとみなされます。
6.呪文
6−1.呪文名
一部のカードで呪文名を問うカードがあります。呪文カードのカード名から( )で囲まれた部分を除いたものが呪文名になります。
例:『カンちがい型魔道士』などは、呪文名を問う効果に変更されています。『重破斬(完成前)』の呪文名は「ギガ・スレイブ」で、『入れ食いの呪文(仮名)』の呪文名は「いれぐいのじゅもん」です。
6−2.追加効果の発揮タイミング
呪文カードの追加効果は、使用された呪文自体に影響する効果は呪文の使用宣言時から発揮されますが、それ以外に関する効果は、効果の解決時に発揮されます。ただし、「命中した場合/命中しなかった場合/命中した・しないに関わらず」と書かれた効果は、呪文の「命中/威力」の判定をおこなった後に、効果を発揮します。
6−3.呪文の対象
使用の宣言に、「対抗」して術者の魔力があがったために呪文がパワーアップしたり、別のカードの効果で呪文の対象が増えた場合、対象が増えるような行動の宣言時に新たな対象を指定してください。このとき最初に宣言されていた対象が可能な限り含まれるようにしてください。
例:対象が「敵1人」の呪文を前列のキャラクター1人に使用して、『呪文変化『炸裂』』を使用した場合、最初に指定したキャラクターが前列にいるので『呪文変化『炸裂』』は敵前列が対象になり、敵後列を選ぶことはできません。
6−4.呪文のパワーアップ
『「X」以下で使用できる呪文』とは、その呪文の効果を発揮させることのできる必要最低限の魔力の値をさします。なので、魔力やその他の効果によって呪文がてパワーアップしたとしても、その呪文は『「X」以下で使用できる呪文』に含まれます。
例:『浮遊』の効果を受けている(「精2」以下の呪文でしか攻撃できない)「精5」を持つキャラクターは、『炎の矢』(「精1」の呪文・パワーアップ「精5」)を使用することはできます。
6−5.呪文の詠唱
呪文の詠唱という行動を表記するとこのようになります。
『呪文の詠唱(普通) 攻撃をおこなうかわりに、手札のカード1枚をこのキャラクター上に伏せておくことで、このキャラクターに効果。対象は、呪文の詠唱をおこなう。詠唱している間、詠唱している呪文の使用以外の攻撃をすることはできない。呪文の詠唱には「タイミング:対抗」の効果を使用することはできず、この効果は6ターン後の戦闘フェイズまで持続する。』
6−6.呪文の破棄
呪文の破棄という行動を表記するとこのようになります。
『呪文の破棄(常時) このキャラクターに効果。対象は詠唱中のカードを破棄する。破棄したターンは攻撃をおこなったことになる。』
7.サポート
7−1.サポートの効果
サポートという行動を表記するとこのようになります。
『サポート(普通) 前列の味方キャラクター1人に効果。対象がこのキャラクターと同じ連携を持つ場合、1ターンの間、対象を「命中:+1」または「威力:+1」する。サポートは後列のキャラクターしかおこなうことできず、連携があわなくなるか、このキャラクターが死亡するか破棄された場合、効果は消滅する』
7−2.サポートの中断
サポートは、サポートをおこなうキャラクターが後列で、対象のキャラクターが前列にいなければ使用宣言ができず、効果の解決前もしくは効果の発揮中にどちらか片方でも列が移動したり、連携があわなくなった瞬間に、列や連携に関係なくサポートできるようになっているキャラクター以外のサポートは効果を失います。
8.カバー
8−1.カバーの効果
カバーという行動を表記するとこのようになります。
『カバー(防御時対抗) 攻撃1つを選び、後列の味方キャラクター1人に効果。対象がこのキャラクターと同じ連携を持つ場合、このキャラクターが対象のかわりに選んだ攻撃を受ける。この効果は前列のキャラクターしか使用できない。この行動は1ターンに何度でも使用できる。』
8−2.カバーの中断
カバーは、カバーするキャラクターが前列で、対象のキャラクターが後列にいなければ使用の宣言ができません。効果の解決前にどちらか片方でも列を移動したり、連携が合わなくなった瞬間に、「列や連携に関係なくカバーをおこなえる」能力を持つキャラクター以外のカバーは中断されます。
9.目的と弱点
9−1.目的の宣言
目的の宣言は、その依頼人のプレイヤーしか行うことはできません。目的達成の状況だとしても、宣言を必ず行う必要はありません。そのとき、相手プレイヤーが目的達成であることを指摘しても、そのプレイヤーが宣言をしない限り、目的達成にはなりません。
9−2.弱点の宣言
弱点の宣言は、その依頼人以外の相手プレイヤーしか行うことはできません。弱点をつける状況だとしても、宣言を必ず行う必要はありません。そのとき、依頼人のプレイヤーが弱点がつけることを指摘しても、相手プレイヤーが宣言をしない限り、弱点をつかれたことにはなりません。
9−3.目的と弱点の宣言のタイミング
目的や弱点は、その状況、もしくはその証拠がないと宣言できません。一度、目的や弱点を宣言できる状況になったとしても、宣言時にその状況を維持してない限り、宣言を行えません。
例:相手が『とことん臆病者』のとき、2ターン目に依頼人を直接攻撃したけど、パフォーマンスが1しか削れないのでそのときは弱点の宣言はしませんでした。この場合3ターン目に相手がパフォーマンスを2にしたとき、弱点の宣言をしようとしても認められません。ただし、ずっと弱点の宣言ができなくなるわけではなく、この場合は、また依頼人を攻撃すれば、そのときに弱点の宣言ができます。
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