ヒミツのテックガールぺけ計画と転校生
自称「ごく普通」の女子高生、本瀬ハルミは、ある日担任からとある高専への編入試験の推薦を受ける。「高校三年の、夏休みのこの時期に?」訝りながらも、安い学費に惹かれて試験を受けにやって来たハルミだったが、そこ――筑波音女子高専は、恐るべき魔窟だった。空飛ぶ靴で飛行する少女。怪しげな質問ばかりする教師たち。姿を見せない謎の校長……。常識の通用しない変人たちと、魔法にしか見えない高等科学の嵐に巻き込まれ困惑するハルミ。そして、編入試験の結果すら出ないうちから、彼女はこの筑波音女子高専に住み込みで「クラス委員長」を務めることになってしまう。そう、ハルミ自身が気づいていない、彼女の裡に隠されたとあるヒミツのせいで――。
【キャラクター紹介】
本瀬春海 (もとせ はるみ)
通称ハルミ。18歳。主人公。自分は普通であると思いこもうとしているが、水準を遥かに突破する容姿・スタイルを持つ一方、言動にクセがありすぎるというギャップのせいで、校内一の変人扱いをされていた。さらに彼女がいる場所で常に常識外れの事件事故が起きることも校内では公然の秘密として語られており、本人も内心それを心底気にしている。だが筑波音女子高専で出逢った三人の「魔女」たちによって、彼女の運命は大きく舵を切ることに。その言動と「特異な体質」のせいで普段はツッコマレ役だったが、基本性能はツッコミ。
那須野万知 (なすの まはる)
通称マハル。18歳。筑波音女子高専、機械システム(MS)科3年所属の「魔女」の一人。「意見を言うときは他人より高い場所から言え!」という家訓のとおり、いつも机の上に立ってしゃべるクセがある。そうでなくても基本的にエラそう。チビッ娘なことを気にしているのか、その食欲はフードファイターの域だが燃費が異常に悪い。ロボット激ラブで口癖は「ロボットは友達!」。現在、ナガイに騙されてカエル型二足歩行ロボットを開発中。基本はボケ。
一柳千智 (いちやなぎ ちさと)
通称ヤナギ。18歳。筑波音女子高専、機械システム科3年所属の「魔女」の一人。キレのいい関西弁とスリッパを武器に、クラス一のツッコミとして君臨している。マハルやナガイと違い、実用性の高い(と思われる)機械を制作する事が多く、ハルミと出会ったときは「空飛ぶ靴」の試験中だった。高専生御用達の喫茶店「ハルナハルナ」でウェイトレスのバイトをしている(そのせいで留年の危機)。常に前向きでアグレッシブ。ナガイとマハルを仕切れるのは彼女だけ。
永井理嶺 (ながい あやね)
通称ナガイ。18歳。筑波音女子高専、機械システム科3年所属の「魔女」の一人。常に眠そうな顔をした、スレンダーな美少女。どんな状況でもマイペース。怪しげな機械を自在に製作・駆使し、実は三人の魔女の中でももっともタチが悪い。マハルがなぜかライバル心を滾らせているが、当のナガイはあまり気にしていない。秋葉原地下の「都市鉱山」の常連だったり、高専の機密文書をあっさり解読したりと、怪しげな人脈もあり、能力自体もかなり高い。