●ダリアン悪魔の叡智を収める書物『幻書』を収蔵する『ダンタリアンの書架』の管理人。本と甘いものを愛する黒衣の少女。特に揚げパンの類には冷静でいられない。時に人見知りな一面をみせるが、ヒューイに対しては暴君のように振る舞う。読書家なだけに罵倒の語彙は増える一方。 ●ヒューイ亡き祖父ウェズの遺産とダリアンを引き継いだ青年。貴族の家の生まれたが、財産と言えば古いばかりの屋敷と本だけで、家計のやりくりに苦しむ苦労人。職業はパイロット、なのだが働いている様子はない……? ●ストーリーヒューイは、かつて所領の半分を一冊の稀覯本と引き替えにしたほどの蒐書狂(ビブリオマニア)である祖父から、古ぼけた屋敷とそこに納められた蔵書の全てを引き継いだ。条件は一つだけ、『書架』を引き継げ――と。遺品整理に屋敷を訪れたヒューイは、うずたかく本の積まれた地下室で、静かに本を読む少女と出会う。漆黒のドレスに身を包み、胸に大きな錠前をぶら下げた少女ダリアン。彼女こそ、禁断の『幻書』を収める『ダンタリアンの書架』への入り口、悪魔の叡智への扉だった――。