クラウド時代と<クール革命>

大衆と時代は何処へ向かうのか?
2014年に到来する「新たな産業革命」を生き抜く指針を提言!

著:角川歴彦(角川グループホールディングス代表取締役会長兼CEO)

監修:片方善治(情報文化学会名誉会長・高崎商科大学客員教授)

情報の発信と消費を担う「大衆による巨大知」が社会を動かす「クール革命」が今まさに始まろうとしている。かたやポストWeb2.0の技術革新が水面下で着々と進行し、急速なITの進歩と情報環境の変化が「知」のグローバリゼーションを加速する現代。アメリカで本格化的に広がりつつある「クラウド・コンピューティング」はその究極の姿であり、追随する日本でも、2014年にはメディアや産業構造の大激変が起こると著者は予告する。 本書は、鋭敏な感性や豊かな事業構想力を持つ経営者やビジネスマン、クリエイター達に向けて、激変時代を生き抜く道を示した覚醒の未来予測書である。

「本書は、コンテンツ産業維新のまさに「船中八策」である!村上憲郎(Google Japan名誉会長)」

文明評論家としての目と、実業家として革命の嵐のただ中にいる目線の、貴重な融合。(東大大学院情報学環教授・YRPユビキタス・ネットワーキング研究所長/坂村健)

「知」のグローバリゼーションの圧倒的な威力を思い知る一冊(細田守(アニメ『サマーウォーズ』監督)

  • 大衆による「巨大知」が社会を動かす
  • ガラパコスのままで良い日本文化
  • 角川GHとYouTubeとの電撃的提携の意味
  • アメリカ発クラウドで起こる21世紀産業革命
  • 日本がアメリカの情報植民地になる
  • 国家プロジェクトで日本独自のクラウド構築を
クラウド時代と<クール革命>

発売日:2010年03月10日
定価(税込):740円
新書判
ISBN 978-4-04-710226-2-C0295

iPad、キンドルがもたらす革命的衝撃とは?

今や急速なITの進歩と情報環境の変化が
「知」のグローバリゼーションを加速する。

その集大成「クラウド・コンピューティング」によって、
2014年に日本の産業構造は大激変するだろう。

その中で「ガンダム」を筆頭に世界で歓迎される
日本のポップカルチャーをはじめ、

「クール」「かっこいい」と大衆に賞賛される
モノや出来事が社会を変革し始めている。

これが「クール革命」だ。

本書は情報産業最前線に立つ著者が、
激変する現代を「クール革命」の力で生き抜く道を、

現役経営者の視点で
模索し確信に至った覚醒の書である。

本書まえがきより

は出版企業グループの経営者として長年、活字文化や出版を取り巻くさまざまな事象を見聞きし、研究してきた。しかしここ数年は、関心の大部分をIT技術やメディア産業の動向に奪われている。グーテンベルク以来500年もの歴史を誇る印刷・出版産業と比べ、ITの世界は移ろいがあまりに速く、ダイナミックだ。

格的なクラウド時代になるとインターネットはネットワーク社会を出現させ、生活保護・年金あるいは病気・事故などの社会を支えるセーフティネットとしてもその存在感を高めるだろう。国家は、国民の安心と安全を保障するネットワーク社会を実現させるためにインフラ作りにおいて重要なプレイヤーとしてその役割を積極的に果たすべきだ。

うした考えを書籍で伝えたいと原稿をまとめはじめてから2年余りが経過し、その間もIT業界やメディア産業では驚くような変化の嵐が吹き荒れた。走りながらの執筆ではあるが、最新の情報と、そこから浮かんだ新しい考察を可能な限り盛り込むよう心がけた。私と同じように変化の時代に立ち向かわなければならない経営者やビジネス、クリエイターたちとともに、「クール革命」時代を生き抜く道を今後も考えていきたい。

角川歴彦(かどかわ・つぐひこ)

角川歴彦(かどかわ・つぐひこ)


1943年東京生まれ。早稲田大学第一政経学部卒。角川グループホールディングス代表取締役会長兼CEO。内閣官房知的財産戦略本部本部員、文化庁文化審議会臨時委員(著作権分科会)、社団法人日本経済団体連合会理事、東京大学大学院特任教授、早稲田大学客員教授、東京藝術大学大学院客員教授、神戸芸術工科大学客員教授なども務める。