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テアトル池袋さよならイベントのレポート。それと上映館の拡大も!

8月31日、テアトル池袋のレイトショーの時に行なわれたイベントのレポートです。

それと、イベントのトーク部分でも触れてますが、都内で一挙に数館の上映予定が決まりましたよ。なんと、テアトルタイムズスクエアでも!。

詳しくは公式の上映館リストでご確認ください。

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当日は、舞台挨拶とテアトル池袋の閉館イベントということで、かなりの人出。
会場前には非常階段に列を作ってる状態でしたよ。

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テアトル池袋の全景。
このスクリーンともこれでお別れです。

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当日は立ち見の方も沢山いらっしゃいました。

終幕後に観客のみなさんと乾杯をするという趣向なので、入場時に緑茶のペットボトルが配給されてましたよ。

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細田監督の簡単なあいさつの後に、時かけの上映がスタート。

上映中、監督はロビーにてテレビの取材を受けてました。

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この日テレビカメラを回していたのは、豊島区の地元ケーブルテレビ局、としまテレビ
「池袋シネマ通り」という番組で紹介されるとのこと。地元の人はぜひどうぞ。
(9月10日から19日まで、一日3回OAされるはず。番組表はこちらから。)

他にも、animate.tvの方が取材してたので、そのうちにニュース欄で紹介されるかも。

細田監督は、この上映時間の合間を使ってコンテ本に、サインをしてました。
(物販カウンターの在庫全部にですよ!、ホントにお疲れ様です。)

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時かけの上映終了後は、細田監督と渡邊プロデューサーのトークイベント。

特に渡邊さんはニュータイプの元編集長ということで、テアトル池袋の歴史を語るにはまさに適役かも。

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いつも通り、ほぼ全文紹介でどうぞ。

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渡邊 「本来ならば『時をかける少女』の話をするべきなんですけども、アニメ専門館の最後の幕引きということで、そういった想い出なども話をしたいと思っています。
『時をかける少女』がこの映画館のラストを飾ることになった、その感想を監督に聞きたいと思うんですが」

細田 「本来は、『森のリトルギャング』が最後を飾るはずだった所に、割り込んでしまいました。「オレに最後を飾らせろ」、みたいなw。
非常に光栄でもあり、アニメ専門館がおわるという寂しいことでもありますよね。
これまで色んなイベントがあったそうですね。ここに立ってみると分けるけど、ステージが普通の映画館より広いんですよね。」

渡邊 「僕はアニメ雑誌「ニュータイプ」の編集長をやってました。テアトル池袋では、ニュータイプの19周年記念イベントをやった憶えがあります。
その時『蒼穹のファフナー』の主題歌を歌ったangelaがここで歌ったんですよ。今やキングレコードで1,2を争うグループのデビューがこのステージだったんです。
細田さんは、このテアトル池袋にまつわる想い出なんかはありますか?」

細田 「僕も何度か来たことがあります。池袋線の大泉、東映の近くに住んでたので。
僕がここで観た一番古い記憶は『老人Z』かな。公開された頃、アニメーターになってしばらくした頃だから91年くらいですかね。
この辺の、最前列で観ましたね。友達と二人で観て、その後明治通り沿いの回転寿司屋で寿司を喰ってね。
あとはアニメじゃないんですけど、周防正行監督の『シコふんじゃった』っていう映画もここで観た気がします。周防さんの特集上映だったんでしょうね。」

渡邊 「ここは1980年からスタートしたんですけど、もともとアジア映画なんかを中心にやっていた歴史があったんですよ。」

細田 「『シコふんじゃった』があまりに良いので、見終わった後に池袋の屋台でお酒飲んで、屋台のおじさんに「今、良い映画見てきたんだよ」って話をして、ピンと来ない顔されたこともありますよw。
良い映画と出会った記憶と、テアトル池袋が繋がってますね。」

渡邊 「西武池袋線ってアニメスタジオが多いから、アニメ関係者もここでアニメを見られた方は多いと思います。」

細田 「特にアニメ専門館の時には、劇場公開がされてなかった作品もフィルムで観れたり、貴重な上映機会がここにはあったそうですね。」

渡邊 「やっぱりね、フィルムをスクリーンで観る映画体験って、アニメでもすごく大切だなって思います。
今回『時をかける少女』を1ヶ月半くらい上映して、みなさんにこれだけ来ていただいて、本当に痛感してます。
今はDVDやCSなどでアニメを観られる状況になって、「あとで観ればいいや」って思えちゃうんですけど、やっぱり劇場で観るって決定的に違いますよね。」

細田 「そうですよね。だってビデオで観ると、いつどういうシチュエーションで観たのか思い出せないけど、僕は『シコふんじゃった』はさっき言った駅前の屋台のおじさんの記憶と一緒になってるからw。そう言うのが良いんだよね。
テアトル池袋に限らず、こういった単館系の映画館って、シネコンに押されてるのは残念ですよね。
僕が好きな映画のベスト5くらいって、ほぼ単館系なんじゃないかなと。『ミツバチのささやき』とか『ベルリン天使の詩』とか。
つい観に行っちゃうような、記憶に残る映画っていうかね。だからこういう映画館が減ってくとイヤだし、残念ですよね。」

渡邊 「大規模公開でガンガン宣伝やっていく作品も面白いけど、『時をかける少女』は心に残る良い物を作りたいという気持ちが一番初めにありました。
結果的に沢山の皆さんに観ていただいたおかげで、最近では「角川が戦略的に初めから狙ってやったんだ」って言われて...」

細田 「メディア戦略だってねw、予想していたんだって。」

渡邊 「買いかぶりですよねw。」

渡邊 「取り上げられるのは、宣伝にもなって有り難いなって思うんですけどね。
結果的にみなさんのおかげでこういう評価になっているんですけど、大きさにこだわらず、良い物を作ることに妥協しないということを決めて、この作品を作ったんですね。
戦略があると言えばそれだけです。「良い物を作ることをまず先に考える、売り方は作ってから考える」。マッドハウスさんは大変だったなと。小品を作ると言いながら、できあがった物の完成度は小品というレベルとは言えないものが上がってきた。
その裏には制作スタッフの大変な苦労もあったと思います。戦略的に考える余裕なんてなかったですよね。」

細田 「角川が戦略を仕掛けたなんて、ネットの情報を信用しちゃダメですよーw。」

渡邊 「いやいや、こんな軽口をたたけるのも皆さんの支持のおかげです。
先週、興行収入も1億円を超えまして、どうにか合格点を頂ける状態でスタッフも胸をなで下ろしています。
これからの展開をちょっとお話ししますと、テアトル池袋は閉館しますけど、9月には様々な映画館で公開します。
池袋では、テアトルダイヤさんで9月中旬からモーニングショーとレイトショーが始まります。
テアトル新宿は、9月8日まで現状のままで、9月9日からモーニングショーで継続します。
それと新宿では、高島屋タイムズスクエアで始まります。」

細田 「IMAXシアターだったところですね。」

渡邊 「タイムズスクエアは16日からです。キネカ大森でも9月30日から。吉祥寺のバウスシアターでも16日からレイトショーが始まります。」

細田 「バウスシアターは『MINDGAME』やってたところですね。もうあこがれの地ですよ。」

渡邊 「おかげさまで、都内でも継続してご覧頂けることになってます。」

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トークの後、いよいよラストの乾杯です。
音頭をとるのは細田監督。

「じゃあ『時をかける少女』が最後の上映作品ということで、テアトル池袋、26年間お疲れ様!」

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観客のみなさんが帰られたあとは、関係者だけで軽く乾杯。
支配人の方に花束贈呈など、ちょっとセレモニーがあったりしましたよ。

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ちなみに、テアトル池袋では、物販カウンターの中に「真琴フィギュア」を発見。

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後ろにちらりと写ってる、テアトルの職員の方の手作りだそうですよ。

このフィギュアは細田監督も絶賛。携帯で記念写真撮ってましたw。

そんなこんなで、池袋イベントは終了です。
参加されたみなさんお疲れ様でした。