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29日の新宿オールナイトのレポートです

いやー、遅れてスイマセン。
けっこう準備に手間取っちゃいましたけど、やっとオールナイトの話ですよ。

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まずこの日の混雑ぶりですが、実は午前中に整理券はほぼ配布終了だったんですね。
早朝から並んでいる人もいたみたいです。

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こちらに並んでいる入場を待つ人の列は、すべて午前中に並んでた猛者たちというわけですね。
ホントにお疲れ様でした。入場できなかった人、申し訳ないです。
初日以上の入場者ってことは、300人を超えてるってことでしょうね。

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そして、開幕後に細田監督から最初のご挨拶。

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監督の挨拶はこんな感じ。


「こんにちはー。しっかしアレですね。朝五時までメッチャクチャ長いイベントですよ。
初日より多いんだもん、びっくりしちゃうよね。
立ち見の人もいるから、みなさん体調にホントに気をつけてください。
ここから見てると、農協とか子ども会の夏休みの映画上映会みたいですよ。
僕も「デジモンアドベンチャー」をフィルムで見るのは初号以来で、みなさんと久々にフィルムで見れるのは楽しみですね。
大林版「時をかける少女」に至っては、フィルムで見たことがないんですよ。当時は公開と同時にビデオで出てたんですよ。大林作品ではフィルムの質感が作品世界の重要な要素ですから、これも非常に楽しみです。
みなさん、最後までゆっくりと楽しんでいってください。」

ちなみに客席側はこうなってます。

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写真では分からないですけど、通路ではみなさん胡座をかいたりしてゴロゴロしてますw
ホントに子ども会って感じで、300人以上って割にはリラックスモードだったかな。

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上映終了後に休憩が入って、その後はトークショーです。
司会はアニメスタイルの小黒さんです。

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ちょっと長いけど、前半部分だけ↓にテープから起こしました。
参加できなかった人も、雰囲気だけ味わってください。

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− 細田さんは「時をかける少女」というタイトルにどんな思い入れがあったんですか?
「最初は小説からスタートしたんです。中一かそのくらいの時に、筒井作品の一冊としてですね。だから世代的にはNHKの少年ドラマシリーズを見たわけじゃないんです。僕の時には、「七瀬ふたたび」をやってたんですね。」
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− 原作読んでみて、どうだったんですか?
「当時はすごくストレートな小説だなと。筒井先生の作品なのに。もともと筒井先生ってブラックな内容とか、普通の作家は書かない破天荒な魅力があったりして、それを読む側が期待してたりもして、「時をかける少女」はそれが無いからアレッってびっくりした。だから「時をかける少女」は特別な感じでしたね。
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− 次の体験は、大林版の映画?
「はい。それが高校のころ。83年ですね。アニメ史的にいうと、幻魔大戦、ヤマト、クラッシャージョウがあって、その年の夏に劇場で公開された。先ほども言ったけど、劇場では見てないんです。」
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− ぼくらオジサン世代には、相当ショッキングな体験だったよね。
「当時の80年代って、甘酸っぱいものとか気恥ずかしいものを、かっこ悪く思うような、変わった時代だったんですよ。今にして思えば、80年代そのものがかっこ悪く思えたりしますけど。まじめな物、ストレートな物を茶化したりする、ある意味では酷い時代だったんですね。
大林版って、その甘酸っぱい物をなんのオブラートにも包まずに投げつけてくるような作品ですから。僕は自分の部屋では見てられないくらい気恥ずかしいw。隣の部屋で、テレビから距離を置かないと見てられない、気恥ずかしくてもんどり打つような、そんな感じでしたね」
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− あの頃、アニメファン、特撮ファン、漫画ファンがあんなにはまった実写映画はなかったよね。
「気恥ずかしいからそれはダメかっていうと、そんなことはなくてね。それを含めて感情を揺さぶられたってことですよ。当時としても非常に古典的で、その頃の高校生にとっても古くさい部分があるでしょう。僕もそれを真っ正面から受け止められなかった側面がありますね。」
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− その後、何度か見かえしたりしたんですか?
「大学に入ってからとか、アニメの仕事を始めてからも深夜の放映で見たりとか。この作品をつくる直前にも改めて見返したりしました。
そうすると、これが全然違って見える。高校の時の印象と違って、80年代の呪縛から抜け出て、映画のメッセージをちゃんと受け止められるようになったからなのか、自分の年齢のせいもあるのかな。改めて傑作だと思いましたね。」
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− その大林版とは、今回正反対な部分がありますよね。大林版は冬から春の印象だけど、今回は真夏の映画だし、主人公の正確も全然違う。どうしてこうなったんですか?
「この作品は今までに何回も映像化されてますけど、僕の見た限りでは大林版以降はその影響を色濃く受けているというところがある。今回は、大林版を意識してその正反対にしたわけではなくて、筒井先生の原作にまず向き合おうというところからスタートしたんです。原作を改めて読むと、当時の印象と違って、むしろ新鮮な体験があったです。未来世界の描写が沢山あって、後半の結構な分量をケン・ソゴルが語っている。
そこが印象的だったんです。当時の少年少女たちが、こんなに未来を夢見てたんだなって。で、今の10代の人たちが、同じような未来像を持ってるのかっていうと、それは全く違う物になるだろうと。今の人たちはどういう未来を考えるんだろう、そこから考え始めたんですね。
それで原作と違う、アクティブな女の子、SF的な未来像ではなく未来に繋がる人物像を考えて、こういったキャラクターになったんです。
テーマ的には、若者みんなが共通して思っている未来観って、20世紀的なんじゃないかと。21世紀ってのは、みんなが共有できる未来像なんてなくて、個人個人の未来像しかないんじゃないか。
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− 「未来世界」はもう未来じゃないと
あともう一つは、僕は単純にああいう女の子が好きだと。(場内笑)
イヤ、マジですよこれ。
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− そこちょっと突っ込みたいんだけど。ああいうバカな女の子を、どう好きなの? 娘として?、妹とかガールフレンドにしたいとか?
「いや、人間として好きだってことですね。男の子でも女の子でもどっちでも良いんですけど、人間として一番魅力を感じる部分って、情けなかったりとか、ホントは隠したくなる至らない部分なんじゃないか。あんまり、背筋のばして立派なことをいうキャラクターって昔から好きじゃなくてね。
僕もだいぶバカな男なんですけど、もっとこう、自分と同じような身近なキャラクターが好きっていう...」
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うーん。話はまだまだ続きますが、とりあえずここまでってことで。
映画を見た後のトークショーなので、後半はネタバレが多いんですよね。

詳しく知りたい方は、ネットで調べるとすぐ出てきますよ。
こちらのブログの、このエントリーとか。
#↑リンクフリーということで、勝手にリンクさせてもらいました
#(まだ観てない人は踏まない方がいいと思いますけど...)

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トークショーはずるずると延長して、1時間弱はやってたかな。
その後は、待望の「デジモンアドベンチャー」の上映、大林版時かけの上映と続きました。

終了はちょっと予定より押して、朝5時半ごろだったでしょうか。

ほんとに多くの人に集まってもらえて良かったです。
参加された皆さん、どうもお疲れ様でした。